Plastic Tree  プラネタリウム
漏れ的解釈。 

感情がある故に感じる痛みや苦しみに耐えられないから 
もう何も感じないように感情を閉じこめてしまう。 
重度の欝の為聞えてくる幻聴を無理矢理無視してみる。 
不意に夜空をを見上げると星が綺麗過ぎて主人公は自分の汚さを思い知った。 
主人公が泣きたかったのは輝く星と比べてみて自分が綺麗じゃないから。 

感情すらも無くして何一つ無い自分ははどうすればいいのだろう。 
流れ出すだけで止まってはくれない涙が後から後から溢れ出す。 

長い夜の中キラキラと星が輝いている。 
夜空を見ながら君の顔を思い出してみるけれど 
所詮は全て記憶の中の幻影なので触れる事は出来無い。 

君と過ごした記憶は優し過ぎて、綺麗過ぎて 
全てを無くして絶望した今の自分には辛すぎるから 
もう2度と思い出さないように無理矢理忘れてしまおう、と主人公は思う。 

数ヶ月、数年が経って記憶の中の君が薄れていく。 
どんどん風化していく思い出、主人公は何故だか自分も消えていくような恐怖感に襲われている。 

最後の「どんどん遠く」の時点で数ヶ月、若しくは数年の時間の経過があったものと解釈しました。 

プラネタリウム :03/02/02 20:00 ID:J/9Jk58/



私的プラネタリウム解釈 

「僕の中に鍵をかけた 痛みとか色々閉じ込めた 
夜空の上 鳴り止まない囁く声に耳を塞いで」 
→倒置法。夜空に輝く星の瞬き(幸せや成功した人達の例えかもしれない)にも目を背け、 
日頃感じている痛みやストレスにも気付かない振りをして 
心を閉ざして僕は生活いた。 

「見上げている僕の前で夜の粒子が星をみがく 
なんで僕が泣きたいのか やっとわかった」 
→ふとした時、夜空を見上げた。 
輝く星(幸せそうな恋人達?)を眺めて、 
僕はなんでいつも泣きたい気持になるのかやっとわかる。 

「何もない僕はどこにいけばいいのかな? 
ずっとかわかない涙がどんどんあふれた」 
→目を背けていた痛みや寂しさを 
自覚し、感情が押し寄せてきた。 
あとからあとから訳も分からず涙がこぼれる。 

「嘘みたいな目覚めない星 手を伸ばして君だけ探すけれど 
にせものだから きっと届かない」 
→幸せを手にした人達。 
僕もそうなりたくて、心を許せるただ一人の人「君」を探すけど 
僕が妄想してるだけなので現実にはいない。 
きっとそんな人なんかいないと僕は思っている。 

「何もない僕はどこに行けばいいのかな? 
ずっとかわかない涙がどんどんあふれた 
あのね、思い出は痛いくらいきれいだから 
鍵をかけていつまでも僕に閉じ込めなきゃ」 
→むなしくて涙がとまらない。 
それでも美しい思い出だけは汚さないように 
忘れないように、僕の中に大事に閉じ込めよう。 

「どんどん遠く どんどん遠く 
君がいなくなる いなくなる」 
→悲しみにひたって痛みが流れていくのを待とう。 
そしたら「君」を忘れてまた歩いていけるから。 

長くなってすまそ。 
彼女にふられた直後の男の歌としても解釈できますね。 

Nana :03/02/03 00:21 ID:EHVhjzf0