愛狂います。  サイコ×レタァ
【歌詞URL】解釈の「>」がついている部分が歌詞です 
【自分の解釈】 

・まず、この歌詞の主人公は境界性精神(人格)障害という精神病であり、 
隔離病棟に入れられてしまい彼の好きな女の子と離れ離れになってしまう。 
しかし、離れ離れになってからもその子のことが忘れられずに、 
夢の中に出てくるその子を想い浮かべ手紙を書く、という内容だと解釈 
・隔離病棟でググると撮影場所とどことなく雰囲気が似ていたので、 
同曲のPVの撮影場所(セット?)が
彼の入院している隔離病棟をイメージしているっぽいと思いました 
・歌詞中の「急性迷走疾患」の意味について 
 【急性】発病が急で病状の進行が早いこと。 
 【迷走】定まった道筋・進路を通らないこと。 
 【疾患】 病気。 
という意味から、 
突然発症してしまい考えが暴走(迷走)して
気持ちが加速してしまう(進行が早い)病気=恋の病 
かなと考えました 
ということを踏まえて解釈を読んでもらえたら想像しやすいと思います 

「サイコ×レタァ」(精神病患者の手紙) 

>【急性迷走疾患=虚偽疾患×虚偽疾患】 
恋というものは、嘘をつきたくなくてもついてしまう
(後に出てくる「大事なヒトには嘘つきたくなかった」から)
一種の病気のようなものである 
「×」から、嘘に嘘を重ねて(かけて)しまうもの 
>【急性迷走疾患=拒否送信×精神痩身】 
恋というものは、時に相手に依存しすぎてしまい
拒絶反応を出したり、精神的にやせ細ってしまったりたくさんの危険を孕んでいるもの 

>夢から覚めたら真っ暗闇 
夢の中は女の子との色鮮やかな妄想の世界、その夢から覚めると
いつもの真っ暗な隔離病棟が目に映り現実に絶望する 
>終わりを迎えた抜け殻 
完全に社会不適合で人間としても終わってしまい、女の子とももう会えなくて、
もはや人生終わったも同然の抜け殻状態 
>最期の言葉が消えない 
最後の言葉=「ずっと一緒だよ。」 
皮肉にも自分の言ったその言葉が重くのしかかり忘れられない 

>例えば・・・ 
境界性人格障害という精神病の、両極端の自分像が内在していて、 
またそのせいで価値観や期限もコロコロと変わってしまうという症状から、 
ここでの白山羊サン(素直な自分)と黒山羊サン(素直になれない自分)は
主人公に内在している両極端の自分像をたとえている 
>「ガブガブガブ。」 
境界性人格障害の症状でもある破壊行為 
>白山羊サン、吐イタ 
主人公に内在する「素直な自分」がありのままの気持ちを吐き出す・手紙を書く 
>「ガブガブガブ。」 
価値観がコロコロ変わり「素直な自分」の対極である「素直になれない自分」が現れる 
>黒山羊サン、喰ッタ 
「素直な自分」が吐き出した気持ちを
「素直になれない自分」がグッと飲み込む・手紙を破る 

>【境界性神経障害=虚偽障害×虚偽障害】 
境界性人格障害というのは、人に見捨てられるのではないかなどの不安から、 
どれが本当の自分かわからない虚偽の人格・価値観が沢山あり、
それが妨げ(障害)になる 
>【境界性神経障害=拒否受信×邪心純心】 
境界性人格障害というのは、嫌われているのではないかと
受け取ってしまう(拒否受信)被害妄想をしてしまう 
邪心純心というのも、悪い・素直になれない自分(邪心)と
良い・素直な自分(純心)という両極端な自分像が内在していることを表している 

>そもそも「アナタ」の定義は無くて 
そもそも「アナタ」という存在に明確な定義がなく説明することができなくて、 
(おそらく主人公は「アナタ」とそこまで親しい仲でも面識がある訳でもない) 
>想い込んでのめり込んで、偶然「アナタ」になりました 
「アナタ」は勝手に僕が妄想を膨らませて自分の脳内で存在や人格を作り上げていった存在で、 
それは本来の「アナタ」の存在とは最早かけ離れていて違うものなので、 
決して妄想の中の人物が「アナタ」でないといけない訳ではないけれど、
偶然「アナタ」になった 

>「ガブガブガブ。」 
>白山羊サン、吐イタ 
>「ガブガブガブ。」 
>黒山羊サン、喰ッタ 
純心な自分と邪心な自分がコロコロと入れ替わる 

>目覚めの朝、今日も赤い糸は無く 
毎朝、夢から覚めるときにもしかしたら女の子との
赤い糸(女の子とまた会えるかもしれないという可能性)を探すが、
やはり今日もそんな可能性はない 
>離れた小指が お手紙、書きました 
赤い糸なんて存在しない小指、君とは離れ離れになってしまい
もう会えないとわかっているけれどお手紙を書く 
>僕の気持ちなんか届くはずも無いけどね・・・ 
当然、お手紙なんて書いたところで君に僕の気持なんて
伝わるはずもないけれどそれでもお手紙を書く

>【急性迷走疾患=虚偽疾患×虚偽疾患】 
恋君についてしまった「ずっと一緒だよ。」という嘘に 
>【急性迷走疾患=拒否送信×精神痩身】 
君への気持ちがとても強くなっていく 

>アナタは今何してるの?もしくは何処か誰かと・・・ 
僕と離れた君は今何をしているのだろう? 
もしかしたら僕以外の誰かと・・・そんな不安に陥る 
>考えるだけで消えたくなります 
そんなことを考えただけでも消えてしまいたくなる 

>震える手は、溜め息をインクに筆を取り 
不安で震える手で、溜め息の理由・原因を手紙に書く 

>あの子へ届け。とお手紙、書くけど 
どうかあの子へ届いてほしい、気持ちが伝わればいいな、とお手紙を書くけれど、 
>「今更だよね。」って破り棄ててしまうよ 
離れてしまった今さら、こんなお手紙を書いたって・・・と
また不安になってお手紙を破ってすててを繰り返す 
>大事なヒトには嘘つきたくなかった 
大好きだから言ったけれど結局嘘になってしまった、
大好きな君に嘘なんてつきたくなかった 
>「ずっと一緒だよ。」なんて言うんじゃなかった 
こんなことになるなら「ずっと一緒だよ。」なんて言わなければよかった 

>もっと話したかった 
>もっと守りたかった 
>もっと強くなりたかった 
>まだ間に合うかな・・・ 
君ともっと話したり笑い合いたかったし、君を守ってあげたかった 
そして、こんな僕だけど君を守れるくらいに強くなりたかった 
今更だけど、まだ間に合うだろうか 

ここから主人公はだんだん明るく、前向きになっていく 

>離れた小指が お手紙、書きました 
赤い糸もないけれど、それでも君にお手紙を書くと決めた 
もう破り捨てたりせずに君に気持ちを伝えると決めた 

〜P.S.〜 
>ずっとずっと待ってるよ 
離れ離れになってしまったけど君に会えるのをずっと待っている 
>今更、気持ちなんか届くはずもないけど「・・・ずっと。」 
今更、君に僕の気持ちが届くはずもないけれど、それでも手紙を書き続ける 
ダメかもしれないけど可能性があるならばずっとずっと君に手紙を書き続けよう

8 名前: サイコ×レタァ5 [sage] 投稿日: 2010/03/31(水) 01:44:42 ID:eY0ybL8p0