彩冷える  シクレトトラク
歌詞不掲載のため耳コピですので、
解釈のずれが多少なりともあると思われます 
「私」は猫であり、三年前に人間の「君」に恋をしてしまった 
「君」はいつのまにか居なくなってしまったが、
今でも「私」は「君」を探し続けている 
季節は冬、私の偏見によるイメージはヘルシンキ 

>弧を描く寂しげな足 
>猫は今日も眠れない 
>夢と説く 
>覚えているかしら私と出会った君は 

最初は寂しげな足に擦り寄ってみただけの。 
ですが気付けば君と出会ってしまってから私はなぜだか眠れない
(冬期ゆえの寒さにより眠れない?)
恋のようなもの?仲間に尋ねてみるものの返ってくるのは
「夢を見ているのではないか?馬鹿らしい。」の二つ返事。 
君は私のことを覚えているかしら。 

>不躾ね汚される言葉 
>猫は今日も隠れている 
>夢の降る 
>覚えているわ体の線までくっきりと 

「不躾ね。」私の恋に関する問い掛けはその言葉で一瞥される。 
恐らくそれが怖いんだろうと私は考えている。
その証拠に今だって彼女たちは隠れているのだから。 
でも、私にとっては夢の降るような。 
君の体の線までくっきりと、こんなにも明確に思い出せるのに
(音源でこの一連が再度繰り返される時に「くっきりと」の部分が無くなっている。
 つまり次第に薄れていってしまった?)

>未だに君を見つけられずにいるの 
>ちぐはぐな条件を満たし 
>まだ先送りな私は霧の中 
>貝殻層を探さなきゃ 
>変わらず君を待ち続けているの 
>ちぐはぐな私は見世物のようになっている 
>私は靄の中手足をばたつかせている 
>そっと夢が醒めだしてしまうまで 

猫の私では君を見つけることなんてずいぶんと難しいことなのだろう。 
もし条件が揃っていたなら(例えば私が人間であれば)。 
気持ちだけが先走った私は霧の中で思い出を探さなきゃ。 
変わらず君を待ち続けているの(餌付けされた場所にて?)。 
歩き続けて毛並みもボサボサな私の姿は
どこかで見たショーウインドウの中の置物のよう。 
私は靄の中、手足をばたつかせている。 
好都合なこの夢の覚めてしまうまで。 

>季節の移ろいは、より、私の胸を切迫していく 
>君を思い初めてから三度目の冬が過ぎるのに 
>何もできないわ私は 
>言葉すら、何かを話せば何が伝わってしまうのか 
>空恐ろしくて 

君が少しずつ私を忘れていく要因のひとつであろう季節の移ろい。また私は胸が苦しくなる。 
君に恋をしてからもう三年経ったというのに、まだ見つけられない。 
この気持ちを伝えられれば。 
しかし私の声では何がどう伝わってしまうのか。 
そう考えるだけで理由もなく恐ろしくて。  

412 名前: シクレトトラク [sage] 投稿日: 2008/08/08(金) 17:34:31 ID:n5RklmzqO