イロクイ。  ミセス・アルビノ
解釈の前に、アルビノについて少し。 

アルビノ(albino 羅"albus;白い + ino" 英:albinism)とは、
メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により
先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患、ならびに
その症状を伴う個体のことである。 

概要先天的なメラニンの欠乏により体毛や皮膚は白く、
瞳孔は毛細血管の透過により赤色を呈する。
劣性遺伝や突然変異によって発現する。 
ほとんどの場合、視覚的な障害を伴い
日光(特に紫外線)による皮膚の損傷や
皮膚がんのリスクが非常に高い。 
(Wikipediaより一部抜粋) 


>朝光る窓 透明の私 
>眩しいから 
>黒点を 見つめた 
・満足に外に出る事ができないアルビノの女性 
日差しは眩しくそこから目をそらした 

>夜刺さる星 真っ赤な貴方 
>寂しいなら 
>何処へでもゆけばいい 
・夜になると 酒に酔いつぶれる女性の旦那? 
酒に溺れるくらいなら他の女の所にでも行ってくれてもいい。 
彼に対する女性の心境 


>朝日射すうつぶせにかわす私 
>時計塔チクタク頭痛に響くよ 
・日差しから身を守る女と二日酔いの彼 

>『ねえ… 
>夢を描きましょう?』 
>そう言った時にはもう 
>生き絶えた魚のようで 
・子供が欲しいと女性が言ったときには
もう体は弱り余命はわずか。 
それはまるで死にそうな魚のよう。 

>アルビノの水槽の中 私はいる 
・彼女が身籠った 

※水槽=羊水 ここでの「私」はお腹の中の子 

>あー 
>創り笑って泣きじゃくって見比べて 
>誰かが辿り着ける星、月、割れたボトル 
・子宝に恵まれたことによって訪れる幸せ。
彼も酒に溺れることは無くなった。

>『ああ… 
>何を描きましょう…』 
>そう言って無色になる 
>私は誰より独り 
・子は無事生まれ、彼女は彼と我が子との明るい未来を描くが、
元々弱かった体は子を産んだ負担のせいでさらに悪化。 
彼と子を残して亡くなる。 
※無色=体から血の気が引く、衰弱?>アルビノが泣いた日に誰かが 
>私を抱いて排水溝へ 
>流してしまいました。 
・母(彼女)が亡くなった日、父(彼)は
自分一人では子を育てられないと考え、子供を施設へと送った。 

>『さよならミセス・アルビノ』 
彼もしくは子が、彼女に向けて発した言葉

389 名前: ミセス・アルビノ/イロクイ。 [sage] 投稿日: 2008/07/08(火) 22:17:30 ID:TPzxOA+PO