ヴィドール  とりかぶと
男が何らかの事情(多分戦争)で女のもとを去り、 
女が男を待ち続ける話 
結局、男は死んでしまい帰ってこず、女は後追い自殺してしまう 

>時は鐘なり〜寝らえぬに 
春の夜、貴方に恋焦がれて過ごす夜 

>夜涼蛍火 頼りに綴った秘めた恋心 
夏の夜、蛍の光を頼りに書いた貴方への手紙 

>数多の暦を〜たんざくに願い込めて 
貴方の帰りを短冊に願いを込めて待ち続けている 

>遥か遠く果ての〜貴方の手枕思ひ眠る 
時に不安になりながら貴方の腕枕を思い出して眠る 

辞世句=死に臨んで残す言葉 

>君来むと〜幾度と周った二十四気の暦 
冬が終わりまた春が来た 
貴方を待ち続けていつの間にか何年も経った 
二十四気=太陰太陽暦で、季節を正しく示すために用いた語 

>色あせたたんざくが 寂しげに風に舞う 
長い年月により願いを込めた短冊も色あせてしまった 

>時折 夜半思い出して泣きます 
>もう二度と帰らない手枕 
貴方のことを思い出すと泣いてしまう 
貴方の腕枕はもう戻ってこない(貴方の死) 

>貴方の死出の旅〜召す とりかぶと 
死んだ貴方とあの世で結ばれたくて私はとりかぶとを食べた 
(とりかぶとの根は猛毒を持っている) 

最初の時は鐘なりの部分が微妙です。

386-387 投稿日: 2007/01/01(月) 18:10:38 ID:wN4eabLd0



とりかぶとは人形集に解題載ってるよ

393 投稿日: 2007/01/05(金) 10:51:59 ID:8v+2zOcYO