いろは  ままごと
別れた彼女にキチガイっぽく執着してる男が
全てを勘違いしてて彼女の結婚式の日に・・・
みたいなイメージ

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僕はもう治らないよ でもあなたは嘘吐きになり 
(僕はもう君以外の人を好きになれないし、 
君の事を忘れることはできない 
君だってそのはずなのに、違う人なんかと結婚して嘘吐きだなあ) 

笑い声も怒り顔も普通のフリふりまき 
(僕の前で笑ったり怒って見せたりしたくせに) 
優しくて 悲しくて・・・ 
(その優しさが今となっては悲しい。) 

君はもう治らないよ 僕がもう治させないから 
(君に僕のことが頭から離れないようにしてやる) 
虚しくても 巻き添えでも掴んだまま眠りたい 
(それが虚しいことでも、
痛手を負うようなことでも離れないで居てやる) 
ずっとずっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・最後まで 
(死ぬまでずっと) 
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彼方響く瞳の声は乱れた髪を湿らせる 
(嫌がる君を無理やり襲って、君は叫んだ。 
涙がこぼれてその髪をぬらした。) 
冷たい声をこぼした闇に溶けて全てを消した 
(冷たい言葉を吐き捨てて君は夜に消えた 
僕たちは終わった。) 
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悔しい位最後の夢を見続けたから 
(悔しくなるほど、君と結婚できるって最後まで信じていた) 
千切れるくらいあなたに埋めて泣かし続けた 
(君の胸に顔をうずめて泣く僕) 

綺麗な化粧に汚れた君が 幼い日のままごとを懐かしんだ 
(花嫁衣裳、綺麗に化粧を施された君が 
あの日にしたままごとを思い出して懐かしんだ。) 

いまだ続く僕の命は 哀れむ君を苦しめる 
(君と結婚せず生きていかなくてはいけない僕に同情して 
哀れんでいる君、罪悪感で苦しんでいる。) 
冷たい土のご飯は今「擬似」「模擬」の二人を繋ぐ 
(あの日のままごとの「つめたい土のご飯」は、 
『擬似結婚』『模擬体験』として二人を現在に繋いだ) 

また明日があるとして眠る 
(君の事を絶対に離さない 
明日も監視し続けなくちゃいけない。) 

不治の病の彼女の最後と、それを共に過ごす 
「僕」の歌かなとも思ってて 
こっちも書かせていただきます。 

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僕はもう治らないよ でもあなたは嘘吐きになり 
(僕はもう君以外を好きになることは出来ない。 
でも君は離れ離れになることを知ってて 
「僕のこと好きじゃない」なんて見え見えの嘘ついてる) 

笑い声も怒り顔も普通のフリふりまき 
(病室では笑って見せたり、怒って見せたり、元気なフリで振舞って) 
優しくて 悲しくて・・・ 
(その君の優しさが、見ていて辛いほどに悲しいよ) 

君はもう治らないよ 僕がもう治させないから 
(もう頑張らなくていいよ。(病気は治らないから) 
あとは僕がもう、無理をさせない。安心させてあげるから。) 

虚しくても 巻き添えでも掴んだまま眠りたい 
(虚しいことでも、君の病気がうつって 
巻き添えになって死んでしまっても、君を抱いて眠りたい。) 
ずっとずっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最後まで 
(ずっとずっと。君が息を引き取るその日まで。) 
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彼方響く瞳の声は乱れた髪を湿らせる 
(元気だったあの日の君の声を思い出して、僕は涙を零して 
君の髪をぬらした。) 
冷たい声をこぼした闇に溶けて全てを消した 
(最後の言葉を君がつぶやいて、命の灯火は消えてしまった。) 
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悔しい位最後の夢を見続けたから 
(悔しくなる位、君が治って元気になれるって信じてた) 

千切れるくらいあなたに埋めて泣かし続けた 
(もう動かない、貴女の体が千切れてしまいそうなくらい揺さぶった 
胸に顔を埋めて、僕は僕自身を泣かし続けた。) 

綺麗な化粧に汚れた君が 幼い日のままごとを懐かしんだ 
(死に化粧を綺麗に施された君は、多分 
幼いころにしたおままごとを思い出してるね。) 

いまだ続く僕の命は 哀れむ君を苦しめる 
(生前君は、僕だけが生き残ってしまって、 
君無しで生きていかなくてはいけなくなること 
そのことを心配していたよね) 

冷たい土のご飯は今「擬似」「模擬」の二人を繋ぐ 
(あの日のままごとの冷たい土のご飯は、『擬似結婚』『模擬体験』として 
二人が夢見た結婚を今に繋げた。) 

また明日があるとして眠る 
(それでも僕は生きていかなくてはいけない。) 

いろは/ままごと [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 13:32:52 ID:Lo610Z3b0