そう気がつけば、 外が暗くなるにつれ君の口数が減っていくのです。 深夜2時、二人は白い部屋。 外には歩くかのように荒れゆらめく木々の群れ。 ふと君を見てみれば「少女地獄」を読んでいる。 それは君の不安や二人の破局を記していくのです。 口づけをすると甘い唾がねとりと寝そべり抱き合う二人。 動き回る。百合咲く。(行為中) 君の愛情に関する問いかけに「いやそれほどには」と誤魔化す僕は 君の不安を倍加させてしまうのです。 君の気は本に向いてしまっているので 負けじと珍しく話しかけるが、言葉を失う。 君の気持ちが謎めく。 軽々としているであろう君の小さな体、 僕の愛が伝わりますように、君と本当に分かり合えますように、 と願いながら布団とすすり泣く声に挟まれた。 静寂と君との別れはか細い体の壊れやすさ、 そして愛しさをより強調する。 「切ない」と君の耳に囁く。舞い散る桜のような 白く冷たい息が触れると君は「ひやん」と反応を示す。 「誓いを」と最後に口づけしようとする気持ち、 気づかれないのは君が「何も見たくない」から。 気づかれなかったからしがみついて君を呼んだ。 いつまでも君に捧ぐ愛し願い。 自我さえ失い君の大切さに気づく。
Nana [sage] 投稿日: 2005/10/25(火) 22:24:26 ID:soxbYaaJ0
タイトルがいまいちわからん… 最後は「愛しい願い」だと思うのだが
Nana 投稿日: 2006/07/26(水) 12:23:23 ID:ByDx1eK+0
黒い塚捧ぐ愛し願い?
Nana [sage] 投稿日: 2006/07/26(水) 13:21:23 ID:lyQXibAMO
黒い塚→お墓?記念碑?もしくは繋がりギャの黒塚さん と様々な意見御座いますが。
Nana [sage] 投稿日: 2006/07/26(水) 16:24:39 ID:Y2SpnSAR0
病気か何かで死んだ恋人の歌だとオモ。 >そう気がつけば、グラデイションが、 君の口を塞いでゆくのです。 深夜2時白い部屋と歩くかの如き 木々の群れ。荒ぶる。ゆらめく。 >>気づいてみれば、雪景色のグラデーションが君の口数を奪っていく。 深夜二時の病室、窓の外では風に吹かれる木々。 >ふと見てみれば、少女地獄が、君の暗雲を記すのです。 こんな味甘い唾とねとりとのたる ひねもす群れ。眩めく。百合咲く。 >>(サイドテーブルか何かに置かれた)少女地獄を見ながら君の病状を案じる。 不安故にキスをした後浸っていると彼女の病状が急転する。 駆けつける人たちは(ひねもす群れ)、せわしく動き回る。(眩めく) 百合は病院には持っていかない→良くない事の前触れ? >「いや それほどには」誤魔化す僕が、 君の不安を倍加するのです。 転嫁する古い本に負けじと奇なるか 会話の群れ。失う。謎めく。 >>過去の回想。 病気が回復しない君は自分の存在が迷惑でないか問いかけた。 答えを曖昧にした僕がまた君を不安にさせるのかな。 君が読んでいる少女地獄を見て そんな暗い本ばかり読むから治らないんだなんて責任転嫁をするけれど 本当は本に嫉妬しているだけかもしれない。 前はあんなに交わしてた会話が今はこんなに少なくなって 君の気持ちも僕の気持ちもよく分からない。 >軽々としているであろう君のちいさな体、僕のネガイが通じますように。と、 君と本当に出会えますように。と、 布団と鳴咽にはさまれた。 静寂とサヨナラは、か細い体をより 強調するのです。 時間軸は現在に戻って、彼女が死んだところ。 目の前には魂一つ分抜けた力ない君。 敷布団と僕の嗚咽に挟まれている静寂(君)は こんなにも細かったんだね。 >「切ない」 と白くて舞い散る桜色の 冷たい息は「ひやん」 と触れる。 「誓いを」 と最後、口づけ試みる気持ち。気づかれぬは、何も見たくない。 気づかれねば、しがみついて喚いた。 >>「切ない」と口にした僕の吐息と雪が触れる。 ずっと一緒。と言った約束をもう一度誓ってほしくて、 キスを試みる気持ちを分かって。 まだ誰も君の死に気づいていない。僕も気づかないふりをして目を逸らしたい。 でもどうしても悲しくて、君にしがみ付いて泣き喚いた。 >(歌詞カードにはないけど)いつまでもクロイツカササグイトシネガイ ちかいさえ うしない きづくね きみのこと >>いつまでも黒い塚に願うよ。 ずっと一緒だなんて馬鹿らしいと思ってたのに、 君が居なくなって漸く君の存在の大きさに気づいた。
84-86 [sage] 投稿日: 2006/10/06(金) 19:40:05 ID:RGU2evik0