15万カウントおめでとう企画  No.11 バルフレア夢



誰かが俺を呼んでいる。
ずいぶん聞き慣れた声なのに誰の声か頭が判別しようとしない。

泣くな。
お前の涙は俺に動揺を与える。
頼むから泣くな。

泣かないでくれ・・・・・・



血塗れのバルフレアとフランを見つけた時はどうしたらいいのか分からずひたすら泣いた。
悪い予感というのは結構当たってしまうものだ。
あの時・・・グロセアリングの修理が終わったというのにバハムートの中へと入って行くバルフレアとフランの後ろ姿に、ただならぬ空気を感じ取って追いかけたのが不幸中の幸いだった。
崩れていくバハムートの中を走り回ってようやく見つけた時は、コントロールルームの扉前で2人とも倒れていた。
身体のあちこちから血を流して―――
ぐったりとして動かない2人を見て思わず悲鳴を上げた所までは覚えている。
それからの私の頭は「なんとかしなきゃ」という言葉一色のパニック状態で、上から降ってくる無数の瓦礫をどう縫っていったのかとか、バハムートに設置されている脱出艇をどうやって見つけたのか、そこまで2人をどうやって運んだのか・・・全く覚えてなかった。
とにかく必死になって、2人を死なせまいと火事場の馬鹿力で動き回って、扱い方だって全く知らない艇を無我夢中で動かして・・・

―――ふと気付けば、脱出艇は地へ着地していた。

操舵の途中で気を失ってしまったのだと分かって顔を上げると依然としてバルフレアもフランもぐったりとしたままだった。
だけど一つだけ違う事・・・。
バルフレアの両手が脱出艇の舵を握っていた。
船を無事着陸させてくれたのはバルフレア。
大怪我を負って、血塗れで、意識も定かじゃないのに、墜落させまいと振り起こして・・・
それもただ無事に着地しただけではない。
彼は着地する場所までちゃんと考えてくれていた。
脱出艇は大河の傍に着地。そして、そう遠くない場所にひっそりと建っている家が一軒。

のちに目を覚ましたバルフレアが教えてくれた。
ここはレイスウォール王墓の西、ロザリア帝国との国境界の大河沿いにある自分たちの隠れ家の1つなんだ、と。

負傷した2人を休められる場所が見つかって安堵すると同時にとてつもない不安も襲った。
もう無茶なことは絶対しないでほしい!
その気持ちは思った以上に強く、根深く、まるでトラウマのように自分の心に浸透し、その気持ちをレンズとして2人を見てしまうようになった。



「バルフレアさん。どこに行くの?」
咎めるような質問を背から投げつけられバルフレアは少々うんざりしたような視線をゆっくりと後方へ返した。
「見れば分かるだろ。出かけるんだよ」
手には愛用の銃を持って。
それを見ただけで、ただ出歩くだけではないと分かる。
「それは駄目っ! せっかく塞がりかけてる傷口がまた開くわっ」
「いつまでもベッドに横になってるほどヤワイ人間じゃないんでね。ジッとしてたら身体が鈍る。」
「お願いだからやめて! まだ今日の薬だって飲んでないし・・・」
心配している傍からバルフレアは私が持っているトレー上の薬とグラスを無造作に掴んだ。
そして何錠もある薬を口に放り込んでグラスに入った水で一気飲みをする。
「飲んだ。行ってくる。」
「ダメッ!」
また背を向けて軽く手を振り、今度こそ外に出ようとするバルフレアの服の裾を、逃がすまいと慌てて握りこんだ。
「もうちょっとでフランが帰ってくるから・・・。出かけるならフランと一緒に行って。お願い!」
切実で、今にも泣き出しそうな表情にバルフレアは困った顔で息を吐き出した。
「いい加減にしろよ。お前、俺をこの家に閉じ込めとく気か? 十代の娘が出かけるわけじゃあるまいし・・・。心配しなくたって、そう簡単に死んだりしない」
バルフレアが軽んじて口にした「死」という言葉に無意識に自分の身体がびくんっと跳ねた。
もちろん分かっている。
バルフレアが簡単に倒れる男ではないということぐらい・・・
だけど自分は見てしまった。
倒れた姿を・・・。
身体中、打撲と骨折と裂傷で血塗れになり、大声で名を呼んでも反応しないほど意識を失っている姿を。
脳裏に焼き尽くされたその姿は延々とこびり付いて離れてくれない。
それが遠い日のことではないから尚更鮮明で・・・
バルフレアの言う通り「そう簡単に死なない」のだろう。
でも、もしも。もしかしたら・・・
そう思わずにはいられない。
最悪の想像をしてしまって、つい泣き出してしまう。
バルフレアが目を覚ましてから今日まで、彼が一人で出掛けようとする度に発生する毎度の状況。
「・・・勘弁してくれよ。」
また泣き出した姿に呟きつつバルフレアは重いため息をついた。

「あら、また貴方が泣かせたの?」
玄関の扉が開くと同時にフランが顔を出した。
ロザリアへの買出しから帰ってきたフランは両手に抱えた荷物の内、片方を持つようバルフレアに差し出した。
「“泣かせた”とは人聞きが悪いな。 こいつが心配性なだけだ。」
「酷い言い方をする男ね。 今回くらいこの子のお願い聞いてあげてもいいんじゃない?」
毎度のようにフランは私の味方をしてバルフレアを冷たい目で一瞥する。
「今回“も”、だろ。」
辟易したようにバルフレアは答えて、外出を諦めたのか肩に掛けていた愛用の銃を下ろしフランが差し出した荷物を少し乱暴に受け取った。
「さぁもう泣くのはやめて、食材を沢山買ってきたから夕食の準備をお願い。」
慰めるように優しく私の肩を叩き、フランは食材を詰めた袋を差し出した。
フランは買出しと情報収集が担当。
私は家事を担当している。
涙を拭って頷き、私は食材を受け取って台所へ向かった。
台所へと消すその後ろ姿を2人の視線が追いかける。

「―――っはぁー。」
姿が見えなくなった途端バルフレアは重いため息を吐いた。
「あの子は今ひどく怯えているのよ。・・・貴方の体調に。」
「倒れてしまわないかって? よしてくれ。 俺は病人じゃない。怪我は負ったが、もう治ってる。」
「完治とまではいかないでしょう。 私より酷かったじゃない。」
「死ぬ程じゃない。」
「あら、1週間も意識が戻らなかったのはどこの誰だったかしら?」
テンポよく会話を折り返していたが、フランの言葉にバルフレアの眉がグッと歪んだ。
フランもバルフレアも、あれ程までに深手を負ったのは初めてのことだった。
意識を完全に失うほどの大怪我。
それを泣きながら必死に看病したのは―――
「私たちはあの子に恩があるわ、そうでしょう?」
「・・・・・・」
「あの子の不安の種は貴方よ、バルフレア。女性の不安を癒すのは男としての務めじゃないかしら。」
「―――・・・分かった。その代わり、お前も協力しろよ、相棒。」
何か策があるように片方の眉をクッと上げたバルフレアの表情に、フランは久しぶりに笑みで返した。



「フランっ! フランッ!!」
自室で弓の手入れをしていたフランの長い耳に慌てたような声が徐々に近づいてくる。
直後バンッと叩き割らんばかりにドアが開け放たれた。
「フランッ! バルフレアさんを見なかった?!」
ノックも無しに入ってきた来訪者にフランは涼しい顔で「どうかしたの?」と問うた。
「さっきからバルフレアさんの姿を見ないの。銃だって無いし・・・。 近くを探してみたんだけど見つからないのっ! ねぇ、どこに行ったか知ってる?!」
血相を変え泣きそうになる表情にフランは弓を置いてゆっくりと立ち上がった。
「ええ。知ってるわ。」
「ほんと?! どこにいるの?!」
「行ってみる?」
「うんッ!」
先を急かすように返答するその姿を赤い目でしばしジッと見つめてからフランは外へと歩き出した。
こちらが慌てているというのに、やけにのんびりとした歩調で歩くフランの姿にもどかしさを感じながらも私はただ黙ってフランの後ろをついていった。

大河の横にある丘を上がるとレイスウォール王墓へと通じる平野一帯が視界に入り壮大な景色として目に飛び込んでくる。
「あそこよ」
長い爪を伸ばしてフランが指した方角には朽ちた遺跡があった。
地に埋まり、ほんの少しだけ地面から顔を出しているような遺跡。
ここからでは距離があるが、その遺跡に何かうごめくものがあった。
「・・・?!」
よく目を凝らして見ると、そこにバルフレアの姿が。
だが彼の姿だけではない。
大きな翼を持った魔物の姿も共に・・・。
そしてここまで木霊して聞こえてくる銃声の音。
レイスウォール王墓の守神ガルーダに引けをとらないくらいの巨大な飛行タイプの魔物を相手にバルフレアは独りで戦っていた。
「バルフレアさんッ!!」
状況を把握した途端叫び、急いで駆け寄ろうと全力で走った―――つもりだった。
地面を蹴った直後ガクンッと強い衝撃が腕に来て、驚いて後ろを振り返るとフランの手が力強く私の腕を掴んで引き止めていた。
「フラン、何してるのっ?!」
「行っては駄目よ」
「なんでッ?!」
「これは彼の戦い。邪魔しては駄目。・・・それに貴方との戦いでもあるのよ。」
「・・・言ってる意味が分からないよ。」
フランの言葉を理解できなくて掴まれた腕を引っ張ったが、より強く掴まれバルフレアとの距離を縮めることはできなかった。

この周辺の魔物はミストの影響でとても強い。
長い旅をしてきて戦いのスキルをずいぶんと上げたが、それでもこの地域の魔物は強い。
一人で戦うには少し無理がある。
そんな魔物を相手にバルフレアは戦っている。
それもただ徘徊している魔物ではなく、この地を守るとびきり大きく強い魔物と。

「あんなの独りで戦えないよっ!助けに行かなきゃッ」
「貴方が助けるの?」
それは無理だ。
私は戦えない。戦う力を持ってない。
「フランお願い! バルフレアさんを助けて!」
「彼は助けを求めていないわ。」
「そんなこと言ってたら死んじゃうッ!」
この距離からでも分かる。
弾を込める余裕さえ崩されているほどバルフレアは苦戦している。
普段の表情からは想像もつかないほど苦い顔をして・・・
明らかにバルフレアの劣位だ。
「あぁッ!!」
思わず悲鳴が自分の口から漏れた。
魔物の一撃がバルフレアに振り下ろされ彼の身体がよろける。
「大丈夫よ、死んでないわ。」
「そういう問題じゃないッ!フランも加勢してよ!このままじゃ―――」
涙が湧き上がり頼み込む姿をフランは諭すような目で見下ろした。
「落ち着きなさい。 言ったでしょう。これは彼の戦いだ、と。彼自身が望んであの場所に立っているのよ。彼は助けなんか望んでないわ。」
「でもっ!」
「涙を拭いて。 彼を心配に思う貴方の気持ちも分からなくもないわ。だけど彼は空賊バルフレア。誰の庇護も情けも必要ないくらい強い男よ。」
「・・・・・・」
「そろそろ籠の中から出してあげて。自由に飛んでこそバルフレアよ。それは貴方が一番分かっているでしょう?」
「フラン・・・」
「これは貴方の戦いでもあるのよ。」
2度同じ言葉を言われて私は口を噤んだ。

私の戦い・・・。
私自身の闘い。

バルフレアの元へ行こうとしていた身体の力を抜くと、すぐさまフランの手が離れた。
そして私はジッとバルフレアの姿を見つめる。
飛行の魔物から繰り出される様々な攻撃にバルフレアはすばやく避けてスキを作り魔物との間合いを詰めて銃を発砲する。
だが直後魔物の翼で作られた風の攻撃をマトモに食らって後方へと飛ばされ地面へと転がった。
身体に受けた衝撃にバルフレアは顔をしかめたが、すぐに立ち上がり攻撃を避けながら手早く銃を装填する。
次は半分地面に埋もれた遺跡を盾に攻撃を避けつつ魔物へ発砲する。
戦いに詳しくない自分が見ても激戦だと分かる。
いつも折り目を綺麗につけて着こなしている上等のブラウスも所々攻撃で破れ、高価なベストも何度も地面に転がることで汚れ、端正な顔にもいくつか裂傷がある。
それでもバルフレアは全く気にせず戦い続ける。
まるでこの激戦を楽しんでいるかのように・・・

受けた攻撃の痛みに顔をしかめてはいるけれど、口端はいつものように上がってる

遠目でも分かるバルフレアの表情を見て、少し自分の中で何かがフッと消えたような気がした。
なぁんだ。 いつものバルフレアさんじゃない。
自然と心の中でそう呟いた。

あの時・・・バハムートで血塗れになって倒れているバルフレアの姿を見てからたった今までバルフレアの姿は常に死とリンクさせていた。
いつか死んでしまうんじゃないか。 もしも何かのきっかけで・・・ もしも・・・
最近はそればっかり考えて、当のバルフレアはけろっとしているのに自分だけいつまでもビクビクとしてた。

でも今戦っているバルフレアの姿を見て、また普段のバルフレアとして見ることができた。

激戦だった魔物との対峙が徐々にバルフレアの優位に流れていき、バルフレアはミストナックを発動させた。
「オレを誰だと思ってる?」
攻撃を繰り出しながら魔物に向かって余裕の笑みでそう言うバルフレア。

そうだった。
貴方は「最速の空賊バルフレア」なんだ。

バルフレアが放った謀逆のアスペクトは魔物の生命力を奪い、ドォンという重厚のある音を響かせて地面へと崩れた。
バルフレアの勝利を飾った戦いの決着に安堵のため息を漏らすとフランが背中を押した。
「行きなさい。貴方を待ってるわ・・・」
優しくそう言うとフランは踵を返して、隠れ家へと戻っていった。
バルフレアの方へと視線を戻すと、私が見ていたことを最初から知っていたようにバルフレアは腕を組んだ余裕の姿勢でこちらを見返していた。
謀られた。とようやく理解して苦笑するとバルフレアの余裕の笑みが深まった。



「無茶しすぎですよ。本当に心臓がいくつあっても足りないわ。」
「死ななかっただろ?」
「でも無謀すぎる。」
「これくらいのことで膝を折ってたら空賊稼業なんてやってられないんでね。」
ふふん、と言うように笑うバルフレアの端正な顔には切り傷があって、服は所々ほつれている。
普段なら顔をしかめる無様な格好になってもバルフレアは全然気にした様子が無いその表情がついつい私に笑いを与える。
「あーあ、ホントぼろぼろ・・・」
ここに来てから一度も生まれなかった笑みを見せて破れたバルフレアのブラウスへと手を伸ばす。
だがブラウスに触れる手前でバルフレアが私の手を掴んだ。
え、と小さく呟いた私の手に何かを握らせる。
握った手を開き渡された物をジッと見る。
「なにこれ?」
「計都の札」
「なにそれ???」
「―――知らないのか?!」
「知らない」
いささか驚くバルフレアに私はさも当然というように返事すると、彼は溜まった疲れを吐き出すようなため息と共に草地へと転がった。
「お前な・・・何のために俺が・・・―――まぁいい」
言いかけた言葉を切って身体を起こし、バルフレアは握りこぶしを差し出した。
「じゃあ、ついでにコレやるよ」
そう言って差し出した手の向きをくるりと変えて握っていたものを開いて見せた。
それは野に生える赤い実で私がとても大好きなもの。
とても稀でめったに見つからないその実に「ありがとう」と私は喜んで手を伸ばすが、近づいた所でフッと遠ざけられおあずけを食らう。
不思議な目をバルフレアに向けると彼は真面目な視線を返してきた。

「俺を信じるか?」

そんな言葉と共に・・・。
「もう大丈夫・・・って言いたかったの?」
それを訴えるためにわざと激戦を自分に見せた?
「それだけじゃないがな・・・。 俺はそう簡単に死んだりしない。なんたってこの物語の主人公だからな。 主人公は倒れてもこっそり復活するもんだ。」
どっからそんな強気なこと言えるのか不思議なくらい堂々とバルフレアは豪語する。
だけどそれが私の知っている 空賊バルフレア だ。
「俺を信じるならコレをやるよ。まだどっさりある。」
逆に言うとバルフレアを信じないかぎり大好物の赤い実がもらえない。
「―――分かった。 仕方ないな。じゃあ信じてあげる。」
赤い実が欲しいからしょうがなく信じるよ、と素直じゃない返答をするとバルフレアがクックッと笑った。
「じゃ、ご褒美やる」
どこか嬉しそうな顔をしたバルフレアは持っている赤い実を私の唇に触れさせた。
口を開けろ。 と無言の要求・・・
流れのまま口を開けるとグイと赤い実を押し込まれる―――と同時に赤い実を掴んでいたバルフレアの指も入り込む。
「ンむっ」
予想外の進入に顔をしかめると、肘を腿に付けて頬杖ついたバルフレアはニヤリと笑んだ。
舐めろよ。と言うように赤い実の果汁に濡れた指先が舌をなぞる。
ムッとして噛んでやろうかと思ったが、その企みはすぐに察知されたのかバルフレアの指が逃げて出て行った。
「美味い?」
笑みを含みながらバルフレアが聞いてくるので素直に頷くとスッと近づいてきたバルフレアの舌で果汁で濡れた唇を舐められる。
それにとっても驚いたが、驚く前にバルフレアの眉が歪んだ。
「酸味キツくないか?」
すっぱいのはお気に召さなかったらしい。
「それが美味しいんだよ」
驚きと恥かしさと照れ隠しで強く主張するとバルフレアの表情はまた笑みへと戻った。
いや、純粋な笑みではなく悪巧みを匂わせるような・・・
「もう1つ食べるか?」
言いつつまたこちらが手で受け取ろうとするのを阻止する。
「欲しいんだろ。ん?」
確信犯の笑みにこっちは実と同じように顔が赤くなる。
からかわれているんじゃないかと疑心しながらも潔く口を開いた。

「ちょーだいっ!」
「クックッ 了解。」

またクスクスと笑ってバルフレアは顔を真っ赤にしながら口を開いた私の中へ赤い実と一緒に指も入れた。







☆ちょこっとあとがき☆
リクエスト第11号です!
匿名の方からのリクエストで、内容は「バルフレアがヒロインの好物を得る為に単独でバトルに挑み…後は甘い…
(食べさせて…なんて手づかみで口に運んでもらう様な甘いのが良いです )」でした。
最後のシーンが書きたいがためにどんだけの長文になってしまったことか・・・
最後のバルフレアがちょっとSっぽくなってしまいました。
執筆の間に時間が入ってしまうと巧くいきませんね。
書き始めたら早々に仕上げるよう精進したいと思います!

素敵なリクエストありがとうございました!!


ちなみに「計都の札」というのはイヴァリースの女性を中心に人気で、まじないと言えばこれを指すほど有名なもの。魔除けや祈願などに使われます(公式設定)
これで俺の祈願でもしろよ。という意味をこめてバルフレアはあげるつもりでした(笑)