25題目「虜」
「困りましたねぇ。お金は腐るほどあるんですよ」
光沢が塗りこまれた高価なテーブルへダンッと大きな音が響くほど大量の金を積んでも、向かう席に優雅に腰掛ける男アルシド・マルガラスは頭を縦に振ろうとしなかった。
その態度にの目が細くなる。
「私は女王陛下の命によりロザリアの情勢を聞きに使者として来たのです」
「知っていますよ。だけど、聞きにこられて、あ そうですか、と簡単に教えるような内容でもありませんしねぇ」
「ですからっ!女王陛下からの賜物を参上してきたはずですっ」
「賜物って、アレのことですかねぇ?」
他人事のようにのんびりと言うアルシドはチラリと横へ視線を流した。
部屋の入り口には扉が埋まるほどのダルマスカ特産が山のように積まれている。
どれもアーシェ自ら選んで決めた選り抜きの逸品ばかり。
なのにこの男ときたら、何の価値もない紙切れを見ているかのような視線で眺めるだけ。
手に取って定めもしない。
はその無責任な態度にイラついた。
「これだけの物とウチの情報を天秤にかけることはできませんねぇ〜」
「だからこうして補えるだけの硬貨も―――」
「さっきも言ったでしょ。お金なんて私の前には何の価値もありませんよ」
遅々として進まない交渉にはクッと呻いた。
一体どういうこと?!
アーシェがロザリア国との交渉を持ちかけた時、相手はダルマスカの特産との引き換えに応じた。
なのにそれを持ってロザリア国へ足を運べば、これだけでは足りないだと?!
話が違う!!
ブルオミシェイスでアーシェらと共に初めて会った時のアルシドの印象より、現在ははるかに悪くなっている。
イヴァリースが平和になったことでこの男の腹は闇のように黒くなったということだろうか?
「聞ぃていませんかねぇ?私は“ダルマスカ最高のもの”を、と言ったんですよ?」
話が進まないことにアルシドも席を立ちゆっくりとした足取りで長いテーブルを回りこちらへと歩みを進めてくる。
「ですから、閣下がお望みのようにダルマスカの特産、それも逸品ばかりをご用意させて頂いたのです。他になにをお望みなのですか?」
何度も同じことの繰り返しで飽きてきたの脳裏に嫌な考えがよぎってハッとなる。
「“ダルマスカ最高のもの”って・・・まさか女王陛下のことでは?!」
冗談が過ぎる!と咎めるように聞くとアルシドは一瞬面食らったような顔をし、そしていきなり豪快に笑い出した。
高い天井があるこの部屋には反響して五月蝿い。
「いえいえ違いますよ。たしかに女王陛下は美しい御方だ。だけど仮に相手が女王陛下ともなれば国が絡むややこしい状態になる。私はそんなことはできるだけ避けたいものでね。」
未だくつくつと揺れる腹を押さえアルシドはそう答える。
「では一体何を指しているのですか?!ダルマスカ特産の話ではないのですか?」
「その通りですよ。ダルマスカにしかない美しいものを私は気に入ってます。ですが欲しいものはアレではないのですよ。お分かりですかな、嬢」
止めていた足を再び進ませアルシドはの瞳を見据えて忍び寄るようにゆっくりと近づいてくる。
こちらを見る瞳の色が公式の場で見る瞳とは違うことに驚き、思わず後退ろうとする。
しかしさっきまで座っていた椅子の足に当たり倒れるように再び椅子へと座り込む。
その間ずっとアルシドの瞳から逸らすことができなかった。
心の奥のどこかで危険だ!と叫ぶ自分がいる。
だけど金縛りに遭ったかのように自分の身体を自由に動かすことができない。
アルシドはすぐ目の前まで近づくと片手を椅子の肘掛に、もう片方をの顎に添えてクッと上へと持ち上げ視線を合わせる。
「・・・私が欲しがっている“ダルマスカ最高のもの”とは、貴方のことですよ」
舐めるようにジッと見つめてからようやく口を開きアルシドはそう答えた。
その言葉にの眉がいぶかしげに歪む。
「身分もない貴方ですが、心意気は実に私の好むところでして。ずっと手に入れたいと思っていたのですよ。いやぁ、使者が偶然にも貴方で良かった」
明るく喋るアルシドだが瞳は笑っていない。
さっきからこちらの動きを縛るような瞳の色のまま。
まるで脅されているように思えて、従うものか、と唇を噛み締めた。
「閣下が我がダルマスカに求めておられたのは“ダルマスカ最高のもの”としか表現されておらず、私の名は明らかではありません」
だからこのまま交渉を進めろ、と今度はこちらが脅すように睨みを利かせて強く言った。
多才な策士であるアルシドに負けてなるものかと思った自分なりの最高の交渉の言葉だと思った。
だが、相手のアルシドはニヤニヤと笑んだ表情は変わらず・・・
「私は貴方が欲しいと言っているのです。いいんですよ、別にその態度のままでも。私は全然構いません。ですが貴方がそのままだと交渉は成り立ちませんが、それでもよろしいので?」
身を差し出さなくても構わない。ただしアルシドが納得しない以上交渉は成り立たず情報は貰えない。
やはり頑張って背伸びしても相手が何枚も上手であることには青ざめた。
「慣れない言葉遣いはそろそろ止めてフツーの口調にしたらどうですか?交渉の席に立つには貴方は幼すぎますねぇ。誰の差し金でしょうか?」
なにやら含んだ物言いをしてきたが、口のやり取りで完敗を帰したには何の意味だかもう汲み取れない。
ふらふらと視線を漂わせ黙り込んだにアルシドは顔を下ろして口付けた。
「やっ!・・・うっ」
唇が触れた瞬間驚いて声を上げるがすぐさま塞がれ濃厚なキスを強いられる。
掴んでいた硬貨の袋を落としジャラジャラと音が響く中、両手で必死にアルシドを押しどけようとする。
だが男の力に叶わず、暴れる両手を空いた手で拘束され、相手が堪能するまでキスは続けられた。
「イヤ、ですか?嫌なら無理強いはあまりしませんよ。貴方が決めてください。」
長い時間かけてキスを行い、の息が完全に上がったところでようやく離してそう言うと「ただし」と付け加えた。
「我がロザリア国と“交渉”なさっていることをお忘れなく」
完全なる脅しだ。逃げ道が無い。
強いられるキスで生まれた生理的な涙に悔し涙も混じらせては観念したように頬へと流した。
流れる涙をキスですくい取りながらアルシドの笑みは更に深くなった。
「んやっ!・・・もぅや、め・・・ああっ」
「身体は細いですが、感度は実にいいですねぇ〜」
ぐじゅり、と音を鳴らして無骨な指数本が先ほど知ったの感じる場所を突き上げると、ベッドに沈んだ身体が酷くビクつく。
あれからすぐにアルシドの寝室に連れ込まれ、しつこいほど愛撫を受け取らされていた。
視線と唇と舌と指、そして卑猥な言葉で身体中舐めまわされの心臓はすぐに早鐘を打って己を苦しませる。
慣れきったアルシドの腕に翻弄され、語りかけられる卑猥な言葉に聞きたくないと耳を染めては必死に耐える。
「だ、だめっ・・・やめてっ!それ以上はっ!」
「んん〜?」
「ひ、ぁっ!うっ・・・あ、あああッ!!」
感じる場所に与えられる激しい刺激に耐えられずがアルシドの手を掴んで止めようとするが、直後更に激しく動かされは痙攣して達する。
目の前で背を弓なりに反らしてビクビクと震える様子をアルシドはニヤリとした笑みで視姦した。
「はぁっ はぁっ はぁっ」
千切れそうなほど心臓の鼓動が早すぎて呼吸を整えるのが難しい。
ぜぃぜぃと息を荒げるの目には大粒の涙。
顔を朱に染め泣く姿は男にとってなによりの誘惑。
アルシドは身から衣類を取るとに覆い被さり、彼女の目に溜まった涙を再びキスで拭った。
そしての濡れた場所に己を当てる。
「っ!!」
強く息をのんだ音が響かせはアルシドを凝視する。
その瞳は懇願の色を表している。
何の懇願かは言わずとも伝わる。何度も繰り返される交渉。
「ここでやめておきます?貴方には選択する権利はありますよ」
いやらしい笑みでそう言う言葉に、もはやに権利など無い。
情報を持ち帰るため身を差し出さなければならないのだ。
宝の山を与えてもアルシドは了承せず、の身体だけを求めてきた。
気に入っている、という言葉だけの愛の無い行為。
それを言外に強いられるのは心身共に苦しく耐え難いもの。
しかし拒絶すれば手ぶらで帰ることになる。それだけは避けたい。
親しくなり、女王戴冠後も傍に置いてくれたアーシェの為に情報を持ち帰りたい。
その一心でこの情交に耐えている。
は悔しそうに顔を歪めた。
そうそう。そういう顔が見たいのですよ。
悔しそうな顔。落とされそうな快楽に耐える顔。
顔が歪む表情をアルシドは好む。
快楽に溺れている表情などもう飽きた。
自ら足を開く女などもういらない。
落とされまいと、必死にあがき耐えようとする姿に興奮を覚えるのだ。
その変質的なやり方にどの女も根を上げる。
ではこの女は?
なにかの意志で必死に己を繋ぎとめているが、経験が浅いのは一目瞭然。
その繋ぐ糸を断ち切ろうとする素振りを見せ、切られまいとその糸に必死にすがりついたその姿を揺さぶればさぞかしイイ声で啼くのではないか?
そこまで思考をめぐらせ背がゾクリとする。
が観念した姿を確認したアルシドはの脚を抱えその身に沈め始めた。
「ッや!ああッ!!」
ぐち、と音を立てて侵入し始めたアルシドのものには声を上げ身体を震わせた。
「うっ・・・ぬ、抜いてっ!」
痛みに顔を歪ませの手はアルシドの腕から逃げようと暴れる。
その表情に背をゾクリとさせながらアルシドは侵入をやめない。
「ひっ!や、だっ 抜いてッ!お願いっ!!」
平均女性より身体が細いに対し、身長も体格も平均の男性より大きいアルシドとの差は広く、比例して質量を誇るアルシドのものを受け入れるにはあまりにも苦しい。
充分すぎる時間を使ってほぐしても痛みが襲う。
「抜いてほしい?それは困りますなぁ〜。貴方のココは狭くて私にはとても気持ちいいんですがねぇ。それにまだ少ししか挿っていませんよ?」
ほら、と言葉を紡いで同時に軽く突くように動かせば短い悲鳴が上がる。
「くぅっ・・・お・・・き、すぎ・・・るっ」
だから一旦抜いてほしい。
上がった息で言葉を紡いでアルシドに懇願する。
サイズが合わないのかは涙を溢していた。
アルシドは軽くため息をつく。
「仕方ないですねぇ〜」
妥協したようにそう言うと、の中から少しだけ抜くとその勢いで最奥へと挿入し己のすべてを飲み込ませる。
「ッ!!あああああッ!!!」
突然襲う刺激に上がる悲鳴。
アルシドはの腕を掴んでシーツへ縫いとめると己の体重をかけてを押さえ込む。
いきなり奥の奥まで突き上げられたの身体はアルシドに押さえ込まれながらもビクビクと震わせていた。
その様子にアルシドの眉が上がる。
「おやぁ?どうしたんですか?まさかイってしまったんじゃあないでしょうねぇ?」
わざと問いかけるように言うが、己をきつく締め上げる感覚がなによりの証明。
「結構酷いことしたと思ってたんですがねぇ。・・・これでイけるんなら、もう少し乱暴にしても大丈夫でしょう?」
「くっ・・・ぅ・・・さ、最低だわっ」
「罵倒するならいくらでもどうぞ。“交渉”には響きませんよ。・・・むしろその方がこちらも存分に動けますしねぇ」
その方がそそるのだ、と。色を含ませ舐めるように見るとは震え上がる。
そして言葉の代わりにキッとアルシドを睨み上げた。
あーあー。その方が余計にこちらを煽るのだというのに・・・。分からないんですかねぇ?
分からないならそのまま煽られておきましょう。
その分容赦は出来ませんが、ね。
何か語るようにを見つめた後、アルシドはを揺さぶりだした。
「んぁっ!くっ・・・やぁっ!あ、ああぅっ」
高級な寝台は弾みも良く、アルシドの動きに合わせても揺られ刺激が増す。
始まった律動に涙を溢しは必死に耐えようとした。
だが己の中全てを埋め尽くすほどの質量に壁すべて刺激を与えられ早くも上りつめようとしている。
性交とはこれほど刺激が強いものだっただろうか、と疑いをかけるほど巧みなアルシドに陥れられていく。
「は、ぅっ・・・っん、も、ダメッ」
限界を訴えの身体が震え出す。
アルシドは動きを早め深奥を突き上げてをイかせる。
3度も絶頂を向かえの息が落ち着かなくなってきた。
必死で呼吸を整えようと息を吐き出す。
の額にじっとりと浮かんだ汗をアルシドは丁寧に拭うとの呼吸を待たず再び律動を開始した。
「待っ!あああっ!」
何度も達しヒクつく敏感な場所を擦りあげられ声を上げる。
「や、めてっ!もうやめてッ!!」
あまり間を置かず3度もイかされればさすがにツライ。
呼吸も整っていないのに続けられれば息ができなくなってしまう。
「やめていいんですか?」
根を上げ始めたに律動を止めたアルシドの言葉が降りかかる。
そして二言目にはいつもこう言うのだ。
『貴方次第ですよ』と。
「・・・・・・やめ、ないで・・・」
止めると決断できないが悔し紛れに小さくそう言った。
「じゃあ止めませんよ」
ニヤリと笑んでアルシドは答えた。
そう。その顔がそそる。
初めてブルオミシェイスで会った時も、悩みでもあるのか常に歪んだ顔をしていた。
貴方にはその表情が似合う。
もっと見せてもらいましょうか。
再開される律動。
先ほどより強くなった刺激には声を荒げる。
縫いとめていた手を解放してやるとの両手はすぐさまアルシドの胸板を突く。
己との距離を作り少しでも律動に耐えようと必死で胸板を押してきた。
だがそんなことをしてもなんの意味はないのだ、と。
教え込むように更に激しく動かせば、耐えられなくなったのか爪を立てアルシドの胸板を斜めに走る。
じわりと浮かんだ痛みと血に、お仕置きだと更に深奥を突き上げ無理矢理イかさせた。
絶頂で身を震わせる身体を待ってやらずに掴んで起こし、自分の爪で傷つけさせた場所を舐めるように強制させる。
胸板に顔をうずめ震える舌で傷を舐めるその様を視姦し、満足したらまた律動を始める。
今度は膝の上に乗せたを下から思う存分突き上げる。激しく。
再開する行為に嫌がればまた自問させる。
そしてまた続けられる律動。
悪循環の繰り返し。
徐々に己の酷さが増していくことを身の内で感じながらもアルシドは己が満足するまで続けた。
「欲しがっている情報は書面に起こしましたよ。これでいいですか?」
少し厚めの書類を差し出されは受け取った。
手にしていたナイフとフォークを置いてすぐさま目を通す。
「間違いありません。」
内容を確認したは納得したようにアルシドに返答した。
その様子にアルシドも満足気に頷く。
「ではこの書簡は直ちにダルマスカ女王陛下へ出しましょう」
そう言ってアルシドは人を呼ぶ。
すぐ現れた兵士に手渡しアルシドは使者を命じる。
その姿には思わず立ち上がった。
「待ってください!使者は私です。使いを出されずとも私が陛下のもとへ届けます!」
使者としてロザリアに来たのだからその情報を持ってダルマスカへ帰るのは己の仕事。
なぜ別に使者を用意するのかアルシドの行動が分からずはアルシドへ歩み寄ると手を差し出し書簡を受け取ろうとした。
だが一方でアルシドも意外だという顔をする。
「なにを言ってるんです?貴方はもう使者じゃあありませんよ」
「それはどういう?!」
「情報を渡す代わりに私は“ダルマスカ最高のもの”を手に入れたのですよ。お忘れですか?」
アルシドの言わんとしている内容にの表情が引きつる。
「一晩・・・という話では・・・?」
「この情報がそんなに安いものとでも?」
持っている書簡をクイと上げ言うアルシドの言葉に今度は表情が青ざめた。
やはり何枚も上手の策士だった。
そういう意味だとは知らず・・・。
「・・・そ、そんな話っ 聞いていませんっ」
「そうですか?私は確かに“貴方が欲しい”と言ったはずですがねぇ?」
「・・・・・・」
「“ダルマスカ最高のものが欲しい”と・・・。違いますかな?」
言葉を確かめられ、念を押すように続けられる。
「私も、陛下も・・・そんな内容だとは・・・」
「でしょうなぁ。現に貴方は勘違いしていたわけですし・・・」
いつの間にか兵士が下げられ再び部屋は二人だけになっていた。
彼が手にしていた書簡も無く、先ほどの兵士がすでに使者として部屋を出てしまったようだ。
困惑すると、それを見つめるアルシド。
次に紡ぎだす言葉が見つからずシンとした空間が漂った。
どうすればいい? どうすれば?!
「か、確認してきます!今すぐ陛下の元へ行って―――」
「だからそれは駄目だと言ったでしょう」
飛び出そうとするをアルシドはすぐさま腕を掴んで引き止める。
「なぜです?!」
「またお忘れですか?貴方はもう私のものなんですよ。ロザリア国のアルシド・マルガラスの、ね。」
「っ!!」
「・・・自分のものが逃げようとするのを、許すと思いますかな?」
そして掴まれた腕に力を入れられ痛みに呻いた所で引かれ腕の中へ。
引き込まれれば強い力で抱きしめられ、それが更にを切迫させた。
「いやっ!離して!離してッ!!」
もう“交渉”いう名の制限は無い。
は懇親の力を込めてアルシドの腕の中で暴れまわる。
「ダルマスカへ帰らせて!お願いっ!」
「それは出来ない相談ですねぇ」
涙を溜めて必死に願うその思いをあっさり否定するとは泣き出した。
「アーシェ!アーシェ!」
もはやダルマスカに帰ることが出来ないと知り、女王に君臨した友人の名を呼んで泣く。
困惑も怒りも悲しみも喘ぎも、顔が歪む表情はどれもそそる。
とても気に入っていますよ。
どんなやり方をしてでもその表情が更に見たくなる。
そしてそのどれも私の雄を駆り立てているのですよ。
後でダルマスカ女王から怒りの書簡が返されようとも手放しません。
ええ。どんな手段であったにせよ、貴方はもう私のものです。
「愛していますよ、」
腕の中で泣き続けるの耳元で愛を囁くと抱き上げ、テーブルへ歩み、綺麗に並べられた朝食をクロスごと乱暴に払う。
部屋中に痛いほど響く食器の割れる音にビクつかせているをテーブルへと無理矢理組み敷き、アルシドのニヤリとした卑猥な表情がに覆い被さった。
そしてまた行為は始まる。
さぁ見せてください。
快楽に耐える表情を。
私を恐れる表情を。
許しを請う表情を。
その表情が見れるなら私はどんな酷い行為もしますよ。
誘拐だろうが、脅しだろうが、嘘だろうが
私はもう貴方の表情に虜ですから
<一言>
アルシドはピュアなイメージとは程遠く、逆にダークなイメージに添うのです。
段々やり方が汚くなっていく姿に書きつつ後悔・・・(−ー;
彼はバルフレアと似ていて、欲しいものならどんな手段を使ってでも手に入れようとする強引なタイプとお見受けいたします。
ただジュールとアルシドの口調の違いが・・・分からなかった(汗)