左右2枚の画像で立体視する方法には(1)平行法 (2)交差法 (3)アナグリフ法 (4)偏光法 (5)インターリーブ法 等があります。
(1)平行法
左右の画像は横7cm程度の大きさが望ましい。これは人間の左右の目の間隔が約7cmであり、左右2枚の画像を見つめて、2枚の画像が頭の中で重なり、立体視を得るためです。従ってあまり大きな画像には適しません。小さな画像を大きく立体視するのに二つの虫眼鏡レンズを介して覗くフォトビュアーによる方法があり、「赤瀬川原平氏の著書”二つ目の哲学”」に添付されております。又下のURL出も紹介されております。
http://www.stereoeye.jp/shop/
(2)交差法
この方法は右目で左に配置した右画像を、左目で右に配置した左画像を見つめて立体視する方法で練習によっては新聞紙大の大きさの画像にも対応しますが、一寸練習が必要です。
(3)アナグリフ法
左の画像から赤色を取り去り、右の画像からシアン(青緑)を取り去った2ッの画像を重ね合わせた画像を、左が赤、右がシアン色のセロファン紙で見て立体視する方法で、私のホームページでも掲載しております。この方法は目が疲れることが少ない利点がありますが、伏見稲荷鳥居の様な赤色とか、青色の色の再現性がよくありません
(4)偏光法
偏光フィルターを使って右目には右画像、左目には左画像の光が届くようにしたもので、3D-テレビや3D-映画に使われます。この方法は偏光メガネなどが比較的に安価な利点がありますが、映像が左右それぞれ半減するため画像が暗くなる点と映写幕に乱反射を起こさない特殊スクリーンが必要なことで、私がかって是に興味をもって研究していた頃にある同好誌に乱反射を起こさないスクリーンに魚の「太刀魚」の皮を用いたら良いと述べられており、スライド映写幕に何匹の「太刀魚」が必要なのかと悩んだことがありました。現在STEREO同好会などではプラモデル会社からプラスチック板を購入して使っておるようです。
(5)インターリーブ法
左右の映像を1秒間に100回以上の早さで交互に切り替え、切り替えの早さに同期した早さで右左のメガネのシャッターが交互に切り替える事により、右画像は右目に、左画像は左目に見ることが出来、明るい立体映像が得られます。この方法は(4)の偏光法の偏光メガネよりインターリーブメガネが高価である。
以上の(4)偏光法と(5)インターリーブは3D映画、3Dテレビに応用されておりますが、左右画像の撮影が必要であるため、ソフト提供が少なく、3D対応のテレビが必要なことで、もう一つ振るわなかった。(3)のアナグリフ法によるものは、DVDで「センター・オブ・ジ・アース3D」、「ゾンビ3D」等があるが使用する「赤青メガネ」が日本のものとは逆で「青赤メガネ」になっております。
以上(1)~(4)の3D画像を作成するアプリは「STEREOiei」又は「むちゃんのステレオワールド」からダウンロード出来ますので皆さんも3D画像を作成してお楽しみください。。
STEREOeye→ http://www.stereoeye.jp/software/index.html
むっちゃんのステレオワールド→ http://www.stereomaker.net/jpn/index.html
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平行法
2枚の画像を見つめてください。

アナグリフ法
赤青メガネでご覧ください |