誕生日
1959 すべては地から生まれ、地に帰る。しかし、生まれれば社会という名の部屋に閉じ込められ、身動きが取れない。そういったことでしょうか? keeting
会話の術
1950 石でできた建造物の中心下部に『REVE』という文字が組み立てられています。フランス語で『夢』という意味ですが、これは手前にいる二人が交わしている会話の可視物なのかもしれません。人類が持った会話という道具は、偉大であり強大なものですが、会話自体は目に見えるものではなく、たちまち崩れ落ちる『夢』のようでもあります。 keeting
大きなテーブル
1962 確かに大きいですが、それにのっているリンゴはすべてテーブル同様に石化してしまっています。偉大なものが持つ欠陥の表明を感じます。 keeting
旅の思い出
1963 浜辺にあるリンゴは石化するほど昔のものですが、まるで今でも生きているかのように三日月を見上げています。リンゴは夜空の三日月を見上げ、何を思うのでしょう。 keeting
嵐の歌
1937 暗い海岸にポツンとたたずむ石。よく見ると、闇に包まれた空から落ちてきた雲のようにも見える。迷子になってしまった物体が、寂しさの中にみつける歌は、いったいどんな歌なのか。 keeting
ガラスの鍵
1959 もっともよい画題とは、詩的な画題である、と私は思う。
アルンハイムの領地
1938 実際、宇宙の偶然の一致を免れられるものはない。自然は、仮に天使の手から溢れ出たとしても、あるがままに存在している。 M
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