光の帝国

光の帝国
光の帝国 1954 光の帝国の中に、わたしは相違するイメージを再現した。つまり夜の風景と、白昼の空だ。風景は夜を想起させ、空は昼を想起させる。昼と夜のこの共存が、わたしたちを驚かせ魅惑する力を持つのだと思われる。この力を、わたしは詩と呼ぶのだ。 M
この作品は、キーティングの好きな作品の一つです。単純に生活を送ると日常の風景しか見えませんが、少し視野を広げることで日常の違った部分に気付く。それは時に恐怖でもある。 keeting
光の帝国(未完)
光の帝国(未完) 1967 この作品は、マグリットの死によって未完成に終わりました。パッと見てわかりますか?空が昼間なのに、地上は夜なんですよ。あの家に住んでいる人は何を思うのでしょう。それとも人ですらないのかも・・・ keeting
光の帝国
1948 上の光の帝国に似ていますが、こちらは街角の風景です。上の作品とは対照的に、こちらで表現されている街灯は、まるで街そのものの夜の静寂を物語っているように暗く儚げです。それが石造りの建物の羅列と相俟って、妙に寒々しさを感じざるをえません。 keeting
光の帝国
1953 構図としては未完成の光の帝国に似ていますが、よく見ると街灯が並んでいるのがわかります。家がたくさんあるところを見ると、これはある町の風景のようですが、青空なのに町自体は夜・・・そんな町があったら行ってみたいです。 keeting
光の帝国
1954 大きい画像をごらんください。暗い部分がまだ全てを描かれていないことがわかります。おそらく未完成なのでしょう。街灯は灯っているものの、その周りは暗黒が満ちています。いや、この暗黒すらも作品の一部なのか。真意は彼にしかわかりません。 keeting
光の帝国
1954 一番左上の作品に似ていますが、よく見ると大樹の形も違っていて、空に浮かぶ雲たちの配置も違っています。 keeting
光の帝国
1950 大きい画像を見てもらうとわかりやすいのですが、この作品では青空がほとんど描かれていません。未完成ではないかと思われます。 keeting

TOP