ユージュアルサスペクツ 考察レビュー



ユージュアルサスペクツ 考察してみた


ようやく全編見終わって、感想としては
場面と時系列が頻繁に入れ替わるので、真剣に見てないとこんがらがるだろうなぁと。
今回はレビューを書くつもりで何度も確認してみたので話はきちんと理解できました。

見ながら、ドラマ相棒であった「せんみつ」の話を思い出したりしてました。
(千に1つも本当のことを言わない犯人がめずらしく本当の事しか言わないという話。その犯人が右京さんと亀山君と会話していると身の回りの名前から引用して勝手に嘘の身の上話をしだすという)


そうして、いったん落ち着いて、あれってどうだったんだろうと気になるところを思い直してみたわけで。

まず
@足の悪い男が語るキートン像と警察か言うキートン像の違い。
回想で語られるキートンは元ワルだけど根は優しい人物で、奥さんを愛している。殺人はできる限りNo。
家族のために仕方なく犯罪に手を染めてますっていうイメージ。
ところが警察からのキートンは根っからのワルで良心の呵責もないっていう感じ。

実際のところ警察の話のほうが正しいので、足の悪い男の回想はほとんど嘘だということ。




ではカイザーソゼの目的っていったいなんだったんだろう?
オープニングでキートンとソゼはどういういきさつでああなったんだろう??

船の中には麻薬はなく、犯罪者集団50人の名前を吐いて逃亡した人物がいた。キートンの奥さんが弁護していたのだからこれは事実。

実際にこの人を殺すことが目的だったのか?
しかし1人を殺すために船の人間30人ほどを巻き込んで犯行を犯すのはかなり無駄と危険度合いが大きい。
生き残った1人がカイザーソゼの名前も顔も知ってたし、神出鬼没といわれる伝説のカイザーソゼにしてはあまりにもお粗末な気がする。

そこで、私が思うには 足の悪い男は偽のカイザーソゼだったのではないだろうか?
噂や伝説にあやかって自分自身も「カイザーソゼ」だと名乗りキートンとコンビで犯罪を犯した。
船で「カイザーソゼ」と名乗った上で何かの取引をし、隙を突いて皆殺し。
邪魔になったキートンも射殺。
船を爆破。
逃げようとしたところを思いのほか早くやってきた警察に確保されてしまい嘘をつくハメになった。

6週間前にキートンと出会ったのは必然ではなく偶然で、そのときに2人で犯行をおかそうと計画していた。

そこで気になるのは殺されたキートンの奥さんだけれども この奥さんはカイザーソゼが殺したのではなく運悪く弁護していた男に殺されたのではないだろうか。

これならつじつまが合う???



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