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校長挨拶

地域とともに 高等養護学校とともに

滋賀県立甲南高等学校は、多様な進路につながる4つの系列『生物と環境』『バイオとかがく』『福祉と保育』『食と健康』が選べる総合学科高校であり、行事や部活動も含め3年間の活気ある学校生活をとおして生徒は社会に踏み出す自信を身に付けていきます。その歴史は古く、自然豊かな寺庄の地にて開校以来130有余年、農業、薬業、家庭を学ぶ学校として、地域を支える人材を輩出してきました。

 教育内容は、基礎学力の定着を学びの土台とし、系列ごとに地域と連携した実習を多く取り入れています。学校農場では、種まきから収穫・食味・後始末までの一連の作物栽培、成牛や子牛の飼育などを学ぶとともに、地域の方へ野菜苗や鶏卵の販売も行っています。薬業科棟や家庭科棟では、薬品製造や食品化学の実験、日常食の献立調理の実習などができ、地域にでて学ぶ工場見学や保育実習にも力を入れています。

 また、甲南高等養護学校が併設されており、両校の生徒は同じ制服で学校生活を行い、学園祭や部活動も一緒にするなど交流を図っています。校歌も同じで、その4番には『甲南の空仰ぎつつ真理を慕う大地の子 友情深く健やかに正しき道を歩まなむ 甲南甲南光あれ』とあり、障害のある者とない者がともに学びお互いを理解し合う学校づくりを進めています。

 一般教養を高め、人格を陶冶するとともに、それぞれの特性に応じて、向学心に燃えた高度な文化の後継者と、地域社会に貢献しうる有為な産業人の育成を目標として、地域とともに高等養護学校とともに、社会に貢献できる人材育成に力を尽くしてまいります。今後とも、本校教育に一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 

滋賀県立甲南高等学校  
校長  奥村 恭代