ショコラ ネタバレレビュー

バレンタイン直前にぴったりの映画でしたね。チョコレートが食べたくなった!!
大きな波乱も無く、出ている人がなんだかんだとみんな善人なのがいい。中盤すこしだれる部分もありますが、前半の軽やかさとテンポのよさでひきつけて見ることができます。

非常に保守的で穏やかな、ある村にお母さんと子供の2人連れがやってきます。このお母さんが主人公。お母さんはこの村でチョコレート屋さんを開きます。
しかし、この村ではちょうど宗教の断食の週に当たりました。
この村の村長でもある伯爵はお母さんに挨拶がてらの偵察に行きます。
にこやかにお母さんは対応しますが、教会には行かない、独身で私生児が降り、断食中に店を出すようなお母さんを伯爵は気に入りません。

お店は開店します。チョコレートを通して次第に村人とも仲良くなっていくお母さん。
初めは警戒していた村人たちも人当たりの良いお母さんに警戒を解いていきます。

しかし伯爵はそれが気に入りません。
村人たちにあのチョコレート屋さんには行くなと言います。
また、あのお母さんは、ふしだらであるとか、悪性振りまいてきます。

それを知って、激怒するお母さんは伯爵に苦情を言いにいきます。

さて、この伯爵自分の奥さんの事を聞かれるとい言葉を濁したり、ちょっと困ったような容姿になります。本当は独身なのかな?

このお母さんにも友達ができます。
村からは変わり者と言われている女性ですが、一緒に話をしているうちに、この女性も村の保守的なしきたりに辛い思いをしているそうです。
何があろうとも女たるもの夫に従い、従順でないといけないというしきたりに嫌気がさしているようです。

ややあって、この女性は荷物をまとめて旦那の元を去り主人公の家にやってきます。
この事を知った女性の旦那は伯爵のところに相談に行きます

怒った伯爵は主人公の家にやってきますが、この逃げた女性が旦那から暴力を加えられていたということをしり旦那に悔い改めるように伝えるといいます。

旦那は伯爵によって無理やり教会に連れて行かれます。
そして伯爵からスパルタ教育を受け、真摯になるように指導されます。

奥さんの方は主人公によって一流のチョコレート職人になるように指導されます。

そして、遂に改心した旦那さんはスーツをきて奥さんを迎えに来ます。
しかし奥様は家に帰ることは拒否をしました。

怒った旦那はその日の夜に酔っ払いながら主人公のの家に不法侵入します。
なんとか撃退する二人。旦那は酔いつぶれて教会の入り口に放置され、それを発見してがっかりする伯爵。

また、この村に船で移動する浮浪者集団がやってきます。
村中大騒ぎ

伯爵の保守的な考えの下、この集団は村からつまはじきにされます。

しかし主人公のチョコレート屋だけはこの人たちに受け入れます。

この浮浪者のリーダー?は主人公と仲良くなります。

浮浪者と仲良くなる主人公に腹を立てた伯爵は神父を使って嫌がらせを行います。

神父の説教で「チョコレートは悪魔である」といったこと言い、そのため村人から避けられるようになります。

常連のおばちゃんの助言でおばあちゃんの誕生日パーティーを主人公主催で行うことに。

パーティーは上手く行き村人と浮浪者たちの集団もそれがきっかけで仲良くなるようになります。

しかしそれが気に入らない何者かの手によって船が放火されたり炎上します。

親身になってくれたおばあちゃんも亡くなってしまい、やっと定住できると思っていた主人公でしたがこの町は出て行くことにします。

荷物をまとめ、出て行こうとしましたが、仕事場で (助手となった女性の手引きで)村人たちがイースターのためのチョコレートを作っているのをみて、残る決意をします。

実は船の放火は、伯爵が保護していたDV夫が、伯爵の「浮浪者をなんとかしないと」という気持ちをくんで行なったことだとわかり、怒った伯爵はDV夫を追放します。

また自分の秘書に「奥様が浮気をして出て行ったことがみんなに知られても、誰も何も言いませんよ」と言われてしまい、もう自暴自棄になってきます。

窓の外を見ると、村人と仲良くしている主人公。

・・・ついに、怒り狂った伯爵は主人公の家に忍び込み、イースターの準備のためのチョコレート製の像を破壊しめちゃくちゃにします。しかし、口に付いたチョコレートをなめ取った瞬間に、ずっと断食で我慢していた食欲が出てしまい、チョコレートをむさぼり始めます。

そして疲れ果て、気がつくと主人公に介抱されています。

許しを請う伯爵に、癒してあげる主人公。

そしてイースターでは神父が自分で考えた説教を始めます。(今までは伯爵が考えていた)

その内容は、誰かを排除したり、禁欲したり、我慢するのではなく、受け入れることを大切にしようといった内容で、村人たちも非常に感銘を受けます。

主人公は流浪のたびはもう終わりだと予感します。

そして、そんな主人公の元、浮浪者のリーダーがやってきて、みんなでなかよくチョコレートドリンクを飲んでおしまい。

なかなか面白かった!

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