ニューシネマパラダイス
ネタバレあらすじレビュー




今まで名作名作とうたわれているにも関わらず、だからこそ見たいという気持ちにどうしてもならなかったのですが、図書館でこのDVDを発見。せっかくだからとレンタルしました。
どんな話なのかと不安になりつつ?鑑賞です。

オープニング、とあるおばあちゃんが30年ぶりに自分の息子と連絡を取ろうとしているところからスタート。
どうも今連絡しておかないとあとあと後悔するから・・・と。う〜ん、おじいちゃんでも死んだのかな?

場面は変わって中年のおっちゃんが夜遅くに自宅に帰っているところです。このおっちゃんがおばあちゃんの息子なのかな?
奥さんからおばあちゃんから電話があったことを伝えます。「アルフレッドが死んだ。葬式は明日だそうよ。知ってる人?」と聞かれますが、おっちゃんはとぼけます。とはいえなんともいえない表情をうけばるおっちゃん。

とまたまた場面がわかって教会のシーン。
神父さんと男の子が礼拝しています。どうもこの男の子は先のおっちゃんの子供のころのようです。

と、神父さんが「アルフレッド!」と呼びます。死んだと言っていたアルフレッドですね。映画技師さんで上映する映画の準備をしています。

映画の試写を楽しみつつ、キスシーンなどのチェックをする神父さん。

少年はアルフレッドの映画の作業場に入り浸っています。
少年はアルフレッドの作業場で手に入れたフィルムの切れ端を大切にもっています。
この男の子戦争でお父さんを亡くし、お母さんと二人暮らしのようです。

町で映画の上映が行なわれ、この少年も映画をみています。しかしどうもお母さんからお使いのために預かったお金をつかって映画をみたようでそれをお母さんにばれてたたかれます。
その様子を見つけたアルフレッドは機転を利かせ「この子はタダで入れてあげたんだ。お金は映画館に落ちていた」と言ってお母さんにお金を渡し助けてあげます。

それをきっかけにか仲良くなるアルフレッドと少年。

しかし少年がこっそり持ち帰った映画のフィルムが燃えて妹がやけどを負い、怒ったお母さんは少年を映画に入れさせないでとアルフレッドに言います。

しかし作業場に通いつめる少年に映画技師の仕事を教え始めるアルフレッド。そして作業を2人で行なうまでになります。


ところが映画の上映中にフィルムが燃えて火事になりアルフレッドは大やけど。少年が助けに入りますが途中で力尽きます。
映画館も丸焼け。
どうなるのか?

と思ったらサッカーくじで大当たりしたナポリ人がお金を出資。
映画館「パラダイス」はリニューアルして立て直されます。

映画技師には少年がすることに。アルフレッドはどうなったかこの時点で不明です。

新しい映画ではキスシーンが開放。みんな大喜びです。
アルフレッドは失明しましたが元気そうにしています。少年に学校に行き映画技師で一生を終えるなとアドバイスします。
そうして少年はそのまま映画技師をしながら青年になります。

主人公の青年は映画製作にも興味を持ち始めたり、駅で見かけた女の子に恋をしてアルフレッドに相談したりと充実した青年期を過ごします。
女の子とは相思相愛になれたのですがお嬢様の彼女の父親が大反対。彼女は大学進学のために主人公と遠く離れてしまいます。

結局彼女には一方的に振られ、徴兵も父親の戦死のためないはずが手違いで徴兵。
1年後にようやく徴兵から開放され映画館に戻ってみると他の人が映画技師として自分の場所におり居場所がなくなっていました。

ただアルフレッドだけは(体の調子が悪そうでしたが)変わらずにいてくれていました。

アルは主人公に「ここを出てローマに戻れ。こんなところでくすぶってはだめだ」と伝えます。

悩んだ主人公ですが村を出ることに。
アルは「絶対に戻ってくるなよ。」と激励して見送ります。

〜そして現在のシーンに

飛行機で生まれ故郷に戻る主人公。
実家はきれいに改装されており、主人公の部屋までありました。
部屋には映画のポスターや映写機など。そしてアルと一緒に写っている写真も。

アルは最後まで主人公を案じていたそうです。
お葬式には懐かしい顔ぶれが。映画館は6年前に閉館になり駐車場になるそうな。

なんと主人公は有名な映画監督になったようです。
故郷で昔の彼女とそっくりな女性を見て驚く主人公。
郷愁にひたり元カノのムービーをみたり、元彼女のそっくりさんのあとをつけたりしてます。
どうも元カノそっくりさん、自分の同級生(しかもいけてない)の娘・・・元カノは自分の同級生と結婚しちゃったようです。
思わず電話をかけて彼女に「会いたい」と伝えますが断られます。しかし思い出の場所で再開をはたします。
やはりずっと相思相愛だった二人。
彼女の話では、彼女は地元を離れる最後の日に主人公に会いに行ったけれどすれ違いで逢えなかったこと。アルフレッドに駆け落ちしたいと相談したけれど、主人公の将来のためにならないと説得されたこと。
そして彼女は壁に「あなたを待っている」とメモを残して出て行ったことを打ち明けました。

彼女はアルの忠告のせいであなたは大成功を収めた。これでよかったと。そうして二人は車の中で激しく求め合います。

アルは死ぬ間際、自分の死は主人公に知らせないでと言ったようです。

古い映画館の中で彼女が30年前に残したメモを発見し、彼女に電話してやり直したいと伝えますが「もう過去のことよ」と突っぱねられます。

そして映画館は爆破されなくなってしまいます。

ローマに戻った主人公。バリバリ仕事をこなします。

アルが形見にくれたムービーには、当時カットされたたくさんのキスシーン集が。
それを嬉しそうに涙を流して懐かしそうに見る主人公で終了。



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