●「ドライバーを一皮剥くぞ」練習会with Nishio Garage(2005・1・30 舞洲)

昨年はVTEC-FREAK.NETが主催した「一皮剥くぞ練習会」は、今年はパワーアップ。
NishioGarageさんのバックアップで、より充実した練習会を目指すことになった。
昨年は名阪のみでの開催であったが、今年は広い舞洲も新たな会場に加わり、思いっきり踏んで、振り回して、いろんな動きを感じてもらえるようになった。広いコースで、目線をちゃんとつかめるかな?(笑)

1月の舞洲は風も強くて、クソ寒い!
天気予報は雨まじりの予定だったけれど、朝のテント設営の時にわらちゃん@ゆーちーくんと鈴鹿南以来の「晴れの呪文」をかけた。
呪いの「供物」は、ももの恒例「テントの骨組みに頭ごっつん☆」だった・・・。注意してたのに・・・。
今回はNishioGarageさんのサービストラックが出陣して下さったのだけど、綺麗なテント・綺麗なテーブル・綺麗な収納台・綺麗な調理器具・綺麗なテレビ・大きな発電機(名阪からは新品のストーブ。笑)等々、練習会でこんなに上等なサービス体制があるんか!?というくらい様々な道具が持ち込まれた。さらにテーブルにはテーブルクロスまで用意されており、ラリーの世界は凄いなあと思った。
またDj.junさんのアナウンスのための機材や、ウイさんが整備してくれた光電管、おにゅ〜のパイロンと道具の山だった。

受付をしていると、憧れの女性ドライバーY木選手がいらした♪
以前からファンで、昨年の全日本名阪のめちゃくちゃ感動した気迫の走り(観戦記あります)にうっとり。
面識がなかったので至近距離から見られるのが楽しみだったのけど、噂にたがわぬ美人!!
緊張してたのと、うっとり見とれてしまって、お話してみたかったのだけどダメだった。(^^;
あの凛とした表情を見ていると、走りも凛としているのがイメージとバッチリ。かっこええ・・・
舞洲は参加人数がDコースの二倍なので、ちょっとびびる。こじんまり、しかし内容充実の名阪の練習会のように充実した一日にできるかな・・・ちゃんと戦力になるお手伝いができるかな・・・と思ったり。
長め(笑)のドラミも終了して、いよいよ走行開始です。

今回はデモランはなかったのだけど、練習会に全日本ドライバー・地区戦ドライバーが最初のグループにたくさんいらしたので、この最初のグループの走行がデモランのような感じがした。
EK9が砂を蹴散らし、2台のモンスターのような軽量マシンのシティーが伸びのある走りを見せる。それに続いてDC2が3台、俺たちの気合いも感じてくれーと言わんばかりに飛び出し、独特のエンジン音を轟かせミラージュが2台コースに出ていった。
NAKさんの走りはG6以来だけど、ミラージュでの走りは鈴鹿南以来。ミラージュの音、スキです。(^^)

この舞洲、コースの奥の方が改修されまして、工事のせいか知りませんけど、砂がいっぱい舞っていました。
まさしく「砂が舞いしま」でした。(すべったかな?)次回は箒が欲しいと提案しておいた。
砂と、路面温度も冬場で低めだし、走り出しはけっこうタイヤとの対話は辛かったかもしれない。
練習のコースが、本コースの他に長いサブコースと、ターンの練習コースの3セットあったので、何度か走るうちに感覚もつかめてきたのかな?参加車両は、インプレッサとロードスターがたくさん。(笑)ここ数年で増えてきたのがヴィッツさん。今回はこの台数でランサーがいなかった。EP3やDC5、MR2も見たかったなあ・・・

今年の練習会メニューの新しい試みがビデオでの走行チェック。同乗走行でコースの上で生アドバイスを聞くと、自分の走りとは見ている(やっている)ことがこんな風に違うとすぐに解ると思うのだけど(自分で乗ってないので同乗走行でドライバーが思うことの実情は知らないけれど)、走り終わってから客観的に自分の走りを見て、アドバイスをもらうことで、走り方の可能性が広がったり、こう操作できればミスがなくなるとか発見が多いと思う。自分ではベストの走りと思っていても、走りのスタイルの幅を広げることで、自身の走りの「知られざる扉」を開くことになるかもしれない。なんか新しい可能性があるって、ドライバーは楽しいんだろうなと羨ましくなりました。(笑)西尾選手、中神選手、永島選手とアドバイザー陣が魅力的なのもあって、いろいろと道が見えてきたのでは?

今回は普段なかなか見られないクレスタやジムニーのジムカーナが見られた。スポーツ走行には辛いかなと思いきや、けっこう良く回ってるし、ジムニーは車高が高いけどめいっぱい傾きながらぐりん☆と曲がる!車体が傾いた時にけんけんしそうになりながらも粘って「それいけ!」と声援をつぶやいていました。バリバリの競技車両だったシビックを購入したせおっこ君も、車の動きを確かめるように楽しみながら、そして車のポテンシャルの高さを感じながら元オーナーの師匠からアドバイスを受けつつ、車と会話し始めたようだった。これからどんどん車の声が聞こえて、一体になって、もっと走りを楽しんでいけるといいですね。(^^)

そして車を乗り換えた師匠のtaroさんはS2000で参加なさっていたのだけど、なんと同乗させてもらっちゃいました♪
同乗走行はめっちゃ久しぶりなので、めちゃくちゃ気持ち良かった!!
後輪駆動ならではの背中から押し出してくれるような心地よさ、シートの背中に体を沈ませ車の動きを体で感じる。
FFだと内臓におえっと来そうな衝撃が駆動輪から伝わってくるのだけど、FR車は前で進行方向は決められたのに沿って背中からぐいっと押してくれるから、衝撃に備えなくていいから景色がたくさん見える。(笑)
ももの目標は、この練習会で言われている「目線」を感じてみること。
だけど、相変わらず空間認識能力が著しく乏しいももには大きな壁があった。最初のターンでどこにいるのか解らなくなり、(一応先を見ていたつもりなので余計にどこにいるのか解らなくなった)目が見ているところと、自分が「いるであろうハズ」の所が一致しないので、最初のターンで次ぎにどこを見ればいいのか解らなくなったのだ。(しかもターンはあっという間に終わってるし)一瞬のうちに世界は変わり、行き場のないこの世の果てに脳みそが置き去りにされたのだ・・・。
どうしてみんなはミスコースしないで走れるのだ?ももはパイロンにでっかく走行順に番号をつけろー☆と思ったのに。
で、びっくりしたのがtaroさんのS2000にはボディー内部に穴が空いていた☆
「この穴?????」って思っていたら、今度から全日本では安全義務で装着が規定されるなんとかバーの取り付けで、その骨組みが当たるので穴が空いているそうな。はあ〜、穴開けてでも付けないといけなくなる車もあるんだな。

お昼休みには、西尾ガレージ様から豚汁が振る舞われ、寒い中でほっと体の芯から暖まる幸せな一時(^^)
山口選手が朝から準備をしていてくれて、具がことこと炊けてくるといい香りがしてたんですよ。おいしかった!
午後からは計時付きで 、午前の練習の成果を広いコースで走り込み。仲間うちでタイムを競っている方もいらして燃えましたね。
初めての舞洲開催で至らぬ所も多々あったと思うけれど、失敗は糧にして次に活かそう。
次回はいよいよシリーズ戦になった公認競技会。どんな走りに出逢えるかな?

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