●競技における旗の解釈について

3月のことなのですが、競技における旗の規定についての話題がありました。
当たり前のようで意外に解釈に幅があるように感じられたので紹介します。

・それはありくんの投稿から始った!

「1本目、20秒しか走らせてもらえなかった...(涙)ミスコースに気付いてコース修正したんやから、せめて最後まで走らせてくれてもいいのに。」というものでした。
このコメントにスピンターンさんから、下記のような意見が。。。
「普通は第1ヒートならば、途中でミスコースしたことに気が付いて戻れば(戻れる範囲であれば)最後まで走らせてもらえるんですけどね。。」

・そもそもミスコースとは。。。

ここで健さんからミスコースについて解説がありました。
「基本は、次に曲がるパイロンと今曲がったパイロンを結んだ線を横切るとミスコースと認定されます。あと、ラップ(2台)走行の場合、ミスコースした先が相手車の近隣の場合、オフィシャル判断で安全のため止めます。姫路戦はオフィシャルの数が少ないので、進行に支障が無ければ走らせるはずですが。。まっ、間違えて覚えていくものでもありますよね。(^^;」

・ここからが本題。

ミスコースの判断が下される時の状況はハッキリして、ひとまずすっきりといきたいとこですが。
どんな時にどんなミスと見なされ、どういう処置になるのかというところが次の話題でした。
ネタふりしたのは再びありくんでした。

「そうそう、走行中リヤハッチが開いた車もありました。赤旗で再出走となりましたが、規則ではどのように決められているのでしょうか??再出走という処置なら、途中でターンを失敗した瞬間、ハッチオープン!!ってなワザが...で、タイヤも暖まったところでリトライ!(笑)ん〜?」ちょっとボケも入っています。(^^;

この疑問にスピンターンさんも「?」と思ったようです。
「えっ?!それは・・・・。おかしいですねぇ。。危険と判断されれば赤旗が出て当該ヒートは無効で最出走はないはず・・・。リヤハッチであればそのまま走行させるのが一般的ですかね。(ただし、主催者側の判断による)ボンネットであれば外れるとかフロントウインドウの破損の可能性がありますので即刻停止で赤旗。もちろん当該ヒートは無効になります。」

同じく、のーすさんも「?」な経験があったようです。
「あのリアゲート開いて再出走はおかしですね。昔名阪でゲート開けた(開いてた)のでリタイヤ扱いされたことあるんですけどぉ〜。しかもMR2のエンジンフードで(^^;」

・そして無知もも登場!

「赤旗の対応は一致して出走を止めなさい!危ないやないか〜というのは解った。でも黒旗の解釈って曖昧ですね。ドライバーも解釈が別れるようだし、なんとなくオフィシャルによっても解釈が違うような印象がある。実はどうなんだろう。。。ももなんかは規定に詳しくないのでミスコースして走り続ける人って「いい度胸」(勝つために最後までちゃんとコースにトライする)って思ってたんだけど。。。もしも、まだ走ってもいいよだったら白旗にすればいいのに。(再出走もしくはタイムにはならないけど走ってもかまわない)これは論外か!」
という感想を述べたところ、旗の規定について健さんから。。。

「黒旗の意味は、「該当ヒート失格」なんです。ジムカーナの場合、コースを間違えた場合、振られます。主催する側からみれば、コースを間違えて走られると危険極まりない(重走してたりするから)ので、停止し、オフィシャルの指示に従って欲しいものです。コースを間違えること自体が競技の性格上、間違いなわけですからドライバーも素直に見とめなきゃならない。ももさんのいう「いい度胸」=自殺行為なんですよ。勝つために最後までちゃんとコースにトライする、、そんないいもんじゃなく、1本目走ってから2本目を走るのと、1本目を走れないで2本目だけ走るのとでは、走った感覚でコースや路面を覚えられるぶん、1本目を走ったほうが2本目に有利ですよね。そういった欲張りから来るのがほとんどです。(したたかなんです)もちろん、間違えたことすら気がつかないで走る人も少なからず居ますけど。。まず、コースを覚える(攻略方法を考える)ことから始まる競技ですので自分のミスを素直に見とめるべきじゃないかと思うわけです。余談ですが白旗はジムカーナでは使われませんが、レースでは「コース中に低速車両あり」という意味に使われます。(もちろん、他車に知らせるため)」という御意見がありました。

・旗を振られたら。。。

夜勤明けだったスピンターンさんが登場してくれました。
「ごめんなさい。。ミスコースしても気が付かないで走ってたのは私です・・・。(^^;;;オフィシャルもミスコースに気がついてなかったから結局旗は振られなかったけど。。
一応コースオフィシャルを年に数回やっておりますので主催者側の現状の話を。。
第1ヒートの場合、完全なミスコース、つまり間違っていることに気が付かずそれこそ逆走するなんてことにならない限りそのまま走らせます。もちろん、後走車に危険な状態であれば止めますが。。主催者としては第2ヒートのことも考え出来るだけ走らせてあげようという温情からの判断です。当然、計測はしません。
ミスコースの判断はコースから外れる前に気が付いてブレーキをかける、もしくは戻ろうする行動で判断します。これは各主催者によってまちまちだと思いますが・・。第2ヒートであればミスコース扱いになった時点で、停止を求め即コース外へ導きます。全日本戦でも同じ措置を取っているのを良く見かけます。」というコメントがありました。

続いて久々にサイドターンさんも冬眠明け?で「黒旗と私」という演題でコメントをくれました。
「お久しぶりです。黒旗について話題があったので、、、、(遅いか(笑))
実は私も先日の地区戦第一戦目で同じ様な環境になりました。で、私の場合(言い訳ではないですよぉ、、、(笑))
1本目、2本目共にスピンして、コースアウトしたのです。で、このコースアウトが「脱輪」のレベルだと自分自身確信があったのでそのまま2ヒートとも走行を続けました。で、2本目はオフィシャル曰く「コースアウト」=黒旗 との事。(走行終了後に認識しました)私自身、「脱輪と思い込んでいた」のでそのまま走行(アタック)を続けました。コース後半で黒旗が目に付きましたがそれが「私に対する指示」なのか「後続車に対する指示なのか」の確信が得られなかった為、最後まで走りました。もし、後続車等を含めて危険と判断すれば後続車なりに赤旗を出す。先行車(黒旗対象車)に対しはっきりと伝える等の対処が必要になりますね。。。逆に、黒旗が自分に対して出されたと確信があっても、その場で止まることや勝手な判断でコースをショートカットして出て行く事自体更に危険性が増す場合もあると思いますし、、、。ん〜、黒旗に対するその場の処置。安全第一で考えるべきでしょうから、要はケースバイケースですかねぇ。。。」

<まとめると>
安全第一が原則。オフィシャルの判断に従い、周囲の状況に注意して競技に参加しましょう!

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