烏賊の加工と調理

天麩羅盛り合わせ(2)

材料(4人分) (1人分929kcal、塩分3.8g)

紋甲烏賊(もんこういか)小1尾
海老(えび)8尾
鱚(きす)4尾
穴子(あなご)小4尾
銀棒(ぎんぽう)4尾
小茄子(なす)4箇
花穂紫蘇(はなほじそ)8本
天麩羅衣用卵(たまご)1箇
天麩羅衣用冷水(れいすい)カップ4分の3
天麩羅衣用小麦粉(こむぎこ)カップ1
小麦粉(こむぎこ)適量
玉蜀黍油(こーんゆ)適量
調味料A
 水(みず)カップ1
 顆粒鰹出汁(かつおだし)小匙半分
 味醂(みりん)カップ四半分
 醤油(しょうゆ)カップ四半分
大根卸し(だいこんおろし)適量

調理方法

  1. 小鍋に調味料Aを合わせ、火に懸けて一煮立ちさせ、天露(てんつゆ)を作る。
  2. 海老は頭と脊ワタを取り、尾の方の一節を殘して殻を剥く。腹側に縦に3本程、輕く包丁を入れて、揚げた時に曲がら無い様に仕て置く。
  3. 鱚は鱗を除いて頭と内臓を取り、3枚に卸して腹骨を梳き取る。
  4. 穴子は開いた物を用意し、皮を上に仕て、俎に横一文字に置き、包丁の脊で刮げる様に仕てヌメリを取る。
  5. 銀棒は、強く絞った布巾で拭いて、皮のヌメリを取ってから、頭と内臓を除き、脊開きに仕て中骨を除く。
  6. 紋甲烏賊は表側に、斜め格子に包丁を入れ、食べ易い大きさに切り揃える。
  7. 小茄子は蔕を切り落とし、縦2つに切る。花穂紫蘇は長さを2つに切る。
  8. 下拵え仕た上記2乃至7の種を、冷蔵庫で冷やして置く。
  9. ボウルに卵1個を割り解し、冷水を加えて篩った小麦粉を振り入れ、練ら無い様に、太めの菜箸で輕く混ぜ、氷片を1個加えて衣を作る。
  10. 揚げ油を摂氏180度位に熱する。上記8の種に小麦粉を輕く附け乍ら、上記の衣をサッと濳らせて油に静かに入れ、カラリと揚げて網に取り、油を切る。野菜は油の温度を摂氏165乃至170度に下げ、緩っくり揚げる。
  11. 揚げ立ての上記を、噐に形良く盛り附け、大根卸しと上記1の天露を添えて勸める。
注意事項

カラリと揚げるには、面倒でも少し宛揚げる事。

天麩羅の材料は鮮度の良い物に限る。季節に依っては魚は、上記の他に、櫨(はぜ)、サヨリ、白魚等も良い。