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烏賊と電脳の綜合百科事典
烏賊の王様

烏賊の各論と詳細

カミナリイカ
Sepia subaculeata, Sepia lycidas


別称 モンゴウイカ、コブイカ、ナベイカ、ギッチョイカ−雷烏賊、紋甲烏賊

形態 コウイカに似て居るが、少し大きく、外套長は21糎餘りと成る。外套背面に多數の眼状の斑紋が有る。触腕は粗(ほぼ) 外套と同じ長さで有り、吸盤は餘り大小が無く凡そ250箇位で有る。。甲は長楕円形で両端が丸く、後端に小さい1箇の棘が有る。亦、甲の 後方の内縁にU字型の太い畝が有る。

生態 本州、九州に分布して居るが、特に南日本に多く、生食する他、甲附スルメとされる。春に産卵の爲、沿岸に集まる。卵は 長径22粍位で、葡萄の房状に産み附ける。近年人工的に産卵育成した者、或いは、天然に發生生育した稚仔を種苗として、其の養成が 試みられて居る。