学習のポイントと参加者の感想



<2017年6月18日(日)>


(参考リンク)

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムとは> スピリチュアリズムの思想[T]> はじめに へ

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムとは> スピリチュアリズムの思想[T]> 1.人間の身体構造について へ

<関西シルバーバーチ読書会> 2016年9月の学習のポイント へ

<関西シルバーバーチ読書会> 2016年10月の学習のポイント へ

スピリチュアリズムの思想体系について・思想T「人間観」

 今月からはスピリチュアリズム普及会のホームページより「スピリチュアリズムとは」の内容に入り、学習を進めていきます。

 この「スピリチュアリズムとは」というのは、膨大なスピリチュアリズムのすべての内容の中から、最も重要な「スピリチュアリズムの思想」について、全体的・体系的にまとめられたもので、思想T・思想U・思想Vに分かれています。まずは、この三つの思想が何を中心軸として分類されているのかについて確認しました。その後、この三つの思想体系の一番中心で、すべての思想の理解に大変重要となる「人間観」について学習しました。


3つの思想体系と中心軸

@スピリチュアリズムの思想体系T

 ⇒ 人間が今後、辿っていく道筋を中心に真理を整理(時間軸)

Aスピリチュアリズムの思想体系U

 ⇒ 人間を取り巻く世界を中心として真理を整理(水平軸)

Bスピリチュアリズムの思想体系V

 ⇒ 人間の霊的成長と、そのための実践を中心として真理を整理(霊的成長と実践軸)


※詳しくはスピリチュアリズム普及会の第一ホームページ「スピリチュアリズムとは」をご覧ください。

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムとは> スピリチュアリズムの思想[T]> はじめに へ


スピリチュアリズムの思想体系T「人間観」

@身体観

・人間は霊的要素と物質的要素から構成

 霊的要素  ⇒ 霊・霊の心(魂)・霊体

 物質的要素 ⇒ 肉の心(本能)・肉体


「人間は物的身体と霊的身体、そして両者を結び付ける生命の糸(シルバーコード)という三つの要素から成り立っています」

『シルバーバーチの教え(下)』(スピリチュアリズム普及会)P.75/LB5

「生命のあらゆる側面が一つに融合しているのです。仕切り線というようなものはありません。その中に物的な側面と霊的な側面とが存在し、同じ場所で融合しているのです」

『地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム普及会)P.33/LB1〜P.44/L1

A霊魂観

・人間の本体は「霊」

・霊とは「神の分霊」

・霊は「霊の心(魂)」を通して自我を表現する(魂は霊の表現器官)


「大霊はあなたがたの内部に存在しています」

『シルバーバーチの教え(上)』(スピリチュアリズム普及会)P.89/L3

「人間はその内部に、何よりも貴重な『神性』を宿しています。あなた方は大霊の一部なのです」

『シルバーバーチの教え(上)』(スピリチュアリズム普及会)P.95/L3〜L4


「霊とは、あなた方の言う神、すなわち大霊の一部であり、媒体を通して自己を顕現しつつ、より高みを目指してどこまでも向上していくものです」

『シルバーバーチの教え(下)』(スピリチュアリズム普及会)P.205/L6

「肉体は精神(霊の心(魂))の表現器官であり、精神(霊の心(魂))は霊の表現器官です」

『霊的新時代の到来』(スピリチュアリズム普及会)P.144/L3

B精神観

・人間の心・精神は「霊的意識」と「肉体的本能意識」の二つを「一つの心」として意識

  一般的には二つを区別できないが、真理を知ると区別できる

  ⇒ 霊的意識は利他性・肉体的本能意識は利己性を示す

・人間は脳を介すると「霊の心の一部」しか意識することはできない

  ⇒ 脳は「霊の心の受信機」と「肉の心(本能)の発信機」という二つの働き


「人間は本質的に二重の要素をそなえているのです。動物時代の本能の名残りと神の分霊とがあって、それがあなたの存在の中で常に葛藤しており、そして、そのいずれかを選ぶ自由意志を持つあなたがいるわけです。そこに進化の要素があるのです。あなたとしてはなるべく動物性を抑え、潜在する神性を発揮する方向で努力しないといけません」

『霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会) P.46/L4〜L8

「物質界では(脳を中枢とする)小さな意識しか持てないため、より大きな霊的意識の中で生じたことを思い出すのは困難です」」

『シルバーバーチの教え(上)』(スピリチュアリズム普及会)P.204/LB6〜LB5


「あなた方の物質界においては自我のすべてを意識することはできません。なぜならば――あなた方に分かりやすい言い方をすれば――自我を表現しようとしている肉体(脳)よりも本来の自我の方がはるかに大きいからです。小は大を兼ねることはできません。弱小なるものは強大なるものを収容できないのが道理です。人間は地上生活を通じて、より大きな自我のホンの一部しか表現しません。大きい自我は死んでこちらへ来てから自覚するようになります」

『シルバーバーチの霊訓』(潮文社)P.154/L4〜L9

*引用に際してはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


スピリチュアリズムの「人間観」からわかること

霊は永遠であり無限、肉は有限

 ⇒ 地上はほんの一時の世界であり、真の住処は霊界である


終わりに

 一昔前には、こうした全体的・体系的に理解することのできる内容はまだありませんでしたが、スピリチュアリズム普及会の皆さんの尽力によって、私たち後から来た人間は初めから高いレベルでスピリチュアリズムの霊的真理・霊的知識を全体的・体系的に理解することができるようになりました。

 これまで人間は、「人間」について何とか理解しようと努力してきました。肉体的な面についてはかなりの部分が解明されましたが、人間は本来霊的存在であるにもかかわらず、霊的な面については何もわからずに現在に至っています。

 ところが、シルバーバーチによって初めて、人間が物質的側面と霊的側面という二つの要素から成り立っている存在であり、しかも、本体は霊であるということが明らかにされました。

 神から「分霊」を授けられた人間は、「死」によって肉体から離れた後も、霊界で永遠に霊的成長をする「霊的存在」であるということです。

 更に画期的な内容として、人間の精神についてもシルバーバーチが初めて明らかにしてくださったところによると、人間が感じている「心」というのは、「霊の心の一部」と「肉体的本能」の二つの心を「一つの心」として感じているということです。そして、一般の人々は二つの心の区別はつきませんが、私たちのように霊的真理を知った人間は、区別を付けることができるというのです。本能というのは動物時代の名残によって「自己存続・自己防衛」の意味合いがあり基本的に「利己的な方向性」を持っています。一方、霊というのは「神の分霊」ですから、「利他的な方向性」を持っています。ですから、「利己的」な思いであれば「肉体的本能」から来たもの、「利他的」な思いであれば「霊の心」から来たものというように区別ができるのです。

 今後更に「スピリチュアリズムの思想」について学習を進めていきますが、私たちはこのような全体的理解・体系的理解をするためのお膳立てが整ったところで霊的真理に出会い、初めから深い理解をすることができる恵まれた立場にいます。スピリチュアリストの先輩方が確立してくださった「実践レベルのスピリチュアリズム」を、後から来た私たちがしっかりと実践することで、「正しい真理の理解に基づく、実践レベルのスピリチュアリズム」を今後のスタンダードとして確実に定着させて、次の世代へとバトンタッチしていくことが使命であると感じています。

 道は人が通れば通るほどに草が生えなくなり、通りやすく広くなっていきます。先輩方が開拓してくださった道を広げ、後から来る人達のために少しでも通りやすく広い道にするために、私たち一人ひとりが日常生活の中で霊的真理の実践に努めていくことが求められているのではないでしょうか。

 1848年のスピリチュアリズム勃興から約170年が経った現在でも、私たちはまだまだ少数派で、スピリチュアリズムの先駆者であり開拓者です。開拓者は先輩たちだけではありません。現時点でのスピリチュアリストは75億人の地上人の中でもほんの一握りです。私たちもまだまだ、初期のスピリチュアリズムの開拓者の部類に入ります。スピリチュアリズム勃興から170年が経ち、スピリチュアズム普及会の先輩方によってようやく示されたハイレベル・スピリチュアリズムを実践し、より確実なものとしていくという重大な使命のために、私たちはこの時代の日本に誕生してきたのではないでしょうか。


参加された方の感想

●本日は「魂」についてわかっているつもりでしたが、「霊の心」とイコールであると知り、やっと納得できました。霊界では肉体がないので、肉体本能がなくなり、魂で活動ができるということですから、それは大変素晴らしいことだと思います。今、物質世界の恐ろしいまでの虚偽、利己主義、金銭欲、そして終末論と、ひどい状況や考えが広まっています。真理を求めようとしない人がまだまだ多く、死ねば極楽と考えて霊界のことを知らない人も多い時代です。一人でも本当の霊の存在を知ってもらうべく、努力してゆきたく思います。

●「人間観」ということで、また新たに分かったことが多く、より理解も進んだかなと思いますが、一度聞いた内容でも忘れていることが多く、まだまだ自分の中に染み込ませていかなければならないと感じました。葛藤の中で本能的意識が勝利したときは、とても後悔したり、落ち込んだりしますが、もっと自分を高めて摂理に沿った生活をしなければならないと思いました。

●今日は思想体系について学び、時間軸や水平軸など、色々な角度から見ることによって、より深い意味があることと、観る観点で流れや繋がりがあることを知り、とてもすべてを理解できないほどの内容だと思いましたが、普及会の方がこれだけわかりやすくまとめてくださっていることに喜びを感じました。私は今とても霊の表現器官が未熟で、霊主肉従になってしまっていることに悩まされています。苦しみが甘受しきれず、毎日自分と闘っているように思えます。ここを乗り切って早く楽になりたいと思うのですが、思うようにうまくいきません。読書会へ来て勉強することで、心に正しい風が吹き込むような気がします。今よりひとつ上へ上へと霊的成長をしていきたいです。

●今日はスピリチュアリズムの思想の人間観などを学びましたが、こういったことはシルバーバーチのお陰で詳しいことがわかり、私たちは人間であっても自分たち自身のことがまったくわかっていない存在です。私も霊的真理を学ぶまでは、人間が五つの構成要素(霊・霊の心・霊体・肉の心・肉体)から成り立っているとは思いもしなかったです。以前から霊体と肉体から成り立っていることは実体験などからわかっていましたが、特に人間の心が「霊の心」と「肉の心(本能)」から成り立っているなどとは思わなかったです。確かに以前から自分の心の中には「天使」と「悪魔」がいて戦っているように思ったことは多くありました。しかし、それが霊の心と肉の心の闘いだったとは、初めて知りました。しかし、こうしたことを詳しく知ることで、より自分を高めていくことができると思います。肉の心は利己的で、霊の心は利他的なので、できるだけ利他的に生きることが霊の心で生きることになると思います。

●霊と魂についてよくわかりました。未熟な霊と進化した霊という言い方がありますが、霊(神の分霊)自体は完璧で、その表現器官である「霊の心(魂)」や「霊体」「肉体」の純粋さによって表現が違ってくるのだとわかりました。また、人間が死んでも消滅しないということを知らないが為に、不幸を感じている方がたくさんいらっしゃるなと思います。

●霊と一言で表現できても、その内容まで理解できていませんでした。霊(神の分霊)があって、それを包み込むように霊の心がある。この霊の心のことを魂と呼ぶということを学びました。霊と魂が別のものだと理解できたことは、凄い発見だなと感じています。更に、霊の心は脳を通すことによって、ほんの一部しか発現されないということも学びました。そして、人間の本能的な意識も入ってくるということで、できるだけ多く霊の心が発現で来たらいいなと思いました。

●霊的真理を先に知った者の責任として、真理の実践により多くの時間とエネルギーを注ごうと改めて思いました。肉体を通して受ける、困難や苦難を霊的成長の糧にして、霊の心(魂)をより一層浄化し、霊を正しく、より多く発現できるように努力していきたいと決意を新たにしました。

●私たちは大霊から分霊を授かり、永遠に続く霊的進化の旅を始めたばかりの若き未熟な霊たちです。幸いにもこの時代にスピリチュアルリズムと出合い、自らの役割を果たすチャンスをいただきました。親なる神がその私たちを無類の愛で包んで下さっていると思うと「子どもたちよ、がんばりなさい」との声が聞こえてくる様で、感謝と感動が湧いてきます。私たちを取りまく高級霊をはじめとする、多くの進化した霊が切り開いてきて下さった道を更に太く開拓して行く様に導いて下さっているのですね。不毛の地であろうとなかろうとたくさんの種を蒔き、時期を迎えた人の琴線に触れる真理を渡せる様に知識をしっかり蓄えなくてはと思います。完全なる神性をより多く発現させる為に媒体を磨いていくことが、神に少しでも近づく霊的成長の道であるとしっかり理解できました。ありがとうございました。