時代によって求められる竿の調子はさまだまだけど

今現時点で自信をもって言える事は

元竿までがきっちり働く竿を作っていかなければいけないという事だ。

一般的に生地組みは

穂持ち(へら竿の生命ともいえる高野山系で採れるすず竹が用いられる)から組んでいくのが普通のやり方だ。

この穂持ちを上下でカバーしてやるのが穂先であり元上(3番)である。

そして、元上をカバーしてやるのが元竿だ。

つまり穂先から元竿まで、力がスムーズに移行する竿がベストだと思う。

元まで力が移行しないのなら元竿は不要で3本継ぎと同じだ。

元上(3番)までも力が移行しないのなら

穂先と穂持ちだけで魚を釣っている事になる。