紹介

竿銘 壮志
名前  森田 和昭
生年月日 1960年12月27日
家族 父(芸舟)、母、妻、子供3人
師(親方) 京楽のち芸舟
1982年4月 叔父である京楽に弟子入り師事
1983年 親方病気の為、父芸舟に師事
1988年10月 竿師としてのデビュー   

父は今年5月で70歳をむかえた。

仕事の合間をぬって母と共に、自宅の裏にある紀ノ川の河川敷へグランドゴルフに通っている。

とにかく元気な人である。

妻は看護師で、仕事に家事に育児にと奮闘してくれている。

したがって妻には当然頭があがらない。

長女は中学二年生で、とにかく生意気な奴だ。

長男は小学校六年生でおとなしい性格だけど、一年生の時から私と一緒に少林寺拳法を習っている。

私は初段で股関節を痛めてリタイアしたけど、彼は今では名前が刺繍された黒帯をつけた立派な初段だ。

次男は天真爛漫で学校の先生も手を焼くほどのワンパク坊主だ・・・でも一番人間味のある奴だ。

壮志という竿

デビュー当時はがむしゃらにただ魚を引ける竿、故障の少ない竿、そして関東の管理釣り場でも充分対応可能な硬式胴調子の竿を中心に制作していた。

というのも、いろんな釣り場でいろんな釣りを勉強しなければユーザーの求める竿は作れないという持論から、積極的に関東の管理釣り場へ出掛けて釣りをするようになった。

しかし、釣れば釣るほど弟子時代から使用していた竿では、関東の管理釣り場では対応しきれない事がわかり、当時はかなりショッキングな出来事だった。

以来、いろんな釣り場で釣りをして、これらの釣り場でも耐えうる竿をと考えて竿作りをしていた結果、おのずと硬式胴調子系の竿が多くなった。

今でもその基本姿勢は変わらないが、同じ硬式でもどこかに繊細な和竿の調子を織り交ぜながら、釣り味重視の竿へと変わりつつある・・・と共に中式〜極軟式調子の割合も増えつつある。

壮志としての基本理念は、釣りをしていて楽しい竿、繊細で釣り味のある竿、家でも時々竿袋から出して眺めてもらえる竿である。

つまり楽しい竿とは、スパッっと先に抜けていて元竿までしっかり働いている事が、繊細な釣り味があって楽しい竿につながるのだと思う。

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