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Kyle Petty Hot Wheels 計画...... たいそうなタイトルがついていますが、簡単に言ってしまえば上の写真の R.C. ボディーを作るだけの事です。 Hot Wheels 98年のカラーリングは、AutoGraphics や Slixx はもちろんの事、プラモデル用デカールとしても発売されていないので R.C. サーキットでは、目立つ事間違いなしです! このページでは、Stika のページより更に具体的にボディーの作り方を紹介し、資料、データ、ボディーのマスキング、ペイントの仕方なども順を追って説明していきたいと思っています。 |
History...... ミニカーで有名な Hot Wheels が Kyle Petty のチームを最初にスポンサードしたのは1997年。 1995年 ランキング30位、1996年 ランキング27位と低迷していましたが Hot Wheels がスポンサードを開始するとチームの状態も上向きになり優勝こそありませんでしたが Top 5 2回、Top 10 9回 ランキング15位と90年代前半のチームの勢いを取り戻しつつありました。 しかし、Hot Wheels がスポンサードした4年間ではその1997年の15位が最高で1998年 ランキング30位、1999年 ランキング26位、そして最後の2000年 ランキング41位と低迷した状態が続きました。 この年は、23レースに出場してその内予選落ちが4回と散々な結果に終わってしまいました。 Adam Petty が亡くなった事も影響しているのかも知れませんが・・・ 同じ Pontiac ユーザーの Joe Gibbs のチームは、新しいボディー形状の空力特性を武器に徐々に調子を上げていき2000年 Bobby Labonte が Winston Cup チャンピオンになったのに対し Kyle Petty のチームは、低迷から抜け出せないまま・・・ と言う事は、やはりチーム力が低下しているんでしょうかね〜・・・ がんばれ Kyle! |
Paint Scheme...... ボディーのカラーリングについては、1997年は鮮やかなブルーに Hot Wheels のロゴでした。 今回ここでつくるのは、メタリックブルーに Hot Wheels のロゴの1998年バージョンです。 別にたいした意味はありませんがメタリックブルーのバージョンの方が個人的に好きなだけです。 因みにこの年 Hot Wheels は、30周年記念であり Food には、‘30 YEARS OF COOL!’、そしてリアバンパーの上にもそのロゴマークのデカールが貼られていました。 1997年と1998年の大きな違いはボディーカラーが異なる事と、リアバンパーの部分が前年が白だったのに対し1998年になってからはQパネル下の Spree の所意外は、メタリックブルーに塗られている事ぐらいでしょうか。 |
Materials...... ボディーを作るにあたり最初にしなくてはならないのは、お約束の資料集めです。 資料としては、1997年バージョンのプラモデルが Revell-Monogram ( Kit No. 2524 ) から発売されているのでこれを参考にします。 箱の写真、デカール、組み立て説明書などがあれば殆ど出来上がったのも同然です。 次に写真ですが The Official NASCAR Preview And Press Guide、NASCAR Winston Cup Illustrated、Year Book などがあればよいでしょう。 今回、他にも Stock Car Race Fan's Reference Guide と 日本のミニカー雑誌 model cars の No.44 1999-2 と No.46 1999-6 の Hot Wheels の広告のロゴも参考にしました。 これで資料に関しては完璧です! |
How To Make #44 Hot Wheels 1998...... 最初はデータ作りからです。 | |
1 | まずは、フードの Hot Wheels のロゴから作ります。 model cars No.46 1999-6 の広告のロゴを Photoshop でスキャナーで取り込み保存します。 |
2 | 保存したロゴマークを Streamline で開けます。 周りの不要な部分は消しゴムツールで消しておきます。 オプションから変換設定でトレース誤差の許容値を最小の1.0、編集からレベル補正、ファイルから変換、編集から全てを選択、そしてコピーします。 この時トレースの出来不出来はそこそこで OK です。 |
3 | 次に Illustrator で最初に Photoshop で保存したロゴを、ファイルから配置、テンプレートにチェックを入れ配置をクリック。 Streamline でコピーしたデータをペーストします。 この段階で配置したロゴの上に変換したデータがのっています。 |
4 | 配置したロゴを見ながら不要なアンカーポイントを削除、又は移動して仕上げていきます。 |
5 | “MATTEL”とその周りのギザギザの円は、ツールで作り直したほうが簡単で良いと思います。 |
6 | Qパネ、Rパネ、“44”などは、プラモデルのデカールからフードのロゴと同様に作ります。 |
7 | サイドパネル“44”の周りの Hot Wheels のコースを輪にしてデザイン化した物は、プラモデルのデカールから作るよりこのページのトップの写真を元にツールで作るほうが簡単です。 そのデータが完成後、右パネル用にコピーして反転しておきます。 そして左右の“44”をパスファインダーでくりぬいてサイドパネルの完成です。 |
8 | 全てのデータが完成したら大まかに大きさを合わせてとりあえず一度印刷します。 印刷した物を切り抜き、ボディーに合わせて最終的な大きさに仕上げていきます。 |
9 | Stika でマスキングシートをカッティングします。 当然ボディーの内側から貼り込むためデータは反転してからカッティングする事をお忘れなく! |
10 | マスキングシートを貼り込む前にボディー内側にかるーくクリアーを吹いておきます。 クリアーを吹いておく方が塗料の食い付きがよくマスキングシートを剥がす時なども塗料がめくれあがる事も少なくなります。 |
11 | 全て貼り終えたらもう一度かるーくクリアーを吹いておきます。 |
12 | この後、ウインドウのマスキングのあと青メタ以外の所を全てマスキングテープで適当にマスキング。 そして、いよいよ塗装に入ります。 |
13 | 今回、このボディーを塗るのに Faskolor の Fasescent Blue、Fasred、Fasyellow を使ってみました。 色の乗りも大変よくとても綺麗な発色で使いやすい塗料です。 塗料自体かなり濃くドロドロした感じなのですが薄める事無く使えました。 また、水性なのにポリカ用塗料にも侵食される事の無い不思議な塗料です。 ただ水性なので乾くのに少し時間がかかるのが気になるところですが、ドライヤーなどで強制的に乾かせば何の問題もありません。 それにエアブラシの水洗いが出来るのは◎! Fasescent Blue、Fasred、Fasyellow、蛍光オレンジ、白、銀( グリル周り )、黒( ウインドウの淵 )の順番で塗っていきます。 いくらエアブラシと言えどもいっきに塗らずに各色 何度かに分けて塗ります。 |
14 | 最後に2ミリのビスでリアスポイラーを取り付け、 Slixx のクラスターデカールを貼れば全ての作業は終了です! |