※あまりよろしくない気がするので下げてます

























「γくんはさぁ、こーゆうときでも笑うんだね」

ギシギシとベッドが鈍い音を立てていた。
嘲笑うような笑みと混ざっては、溶けるように暗闇に消えてゆく。

「なに、が、っ」

ひゅっと何度も息をのむ音が部屋に響く。
白い首筋に唇を這わせ舌先で耳の後ろに触れると、体がびくりと震えシーツを噛み締めるγの姿が見えた。
反射的に逃げようとする体を、ベルトで結ばれた両手を掴んで引き戻す。
その度にぐちゃりと嫌な音が、部屋に広がった。

「オレね、γくんのその笑顔好きくないんだよねぇ」

骨盤の辺りを掴んでゆっくりと腰を揺らす。

「胡散臭かったり、つまんなそうだったり、あきれてたり、こまってたり。ぜーんぶ、いっしょの笑顔」

ふと思いきり腰を動かしてみたら、白い喉が反り上がったので、それが面白くてしばらくがくがくと腰を動かしてみた。

「ホント、その笑顔、いやになる」
「な、ら、」

涙でぐちゃぐちゃになった顔が、笑いながらこちらを見上げる。

「顔な、んて、見な、ぁ、けりゃ、い、い」

ニィ、とγが笑う。
バチン、と思わずその顔を手で打っていた。
γの唇が切れて、血が少し流れた。

「うんでもねきらいだけどすきなんだ」

ぺろりと血を舐める。

「きらいだけど、すきなんだよ」

言って抱きしめた。
好きなのと同じくらい嫌いで、嫌いなのと同じくらい好きなんだ。
心の中がぐちゃぐちゃした。
こうゆう感情も、恋に含まれるのかなぁ。
訊いたら、そんなの知らないよ、とγは笑っていた。







 けて