日本共産党と現代日本政治を考えるサイト「さざ波通信」

 本サイトは、日本共産党のよりいっそうの発展強化と、日本と世界の民主主義的・社会主義的変革に、わずかでも寄与すべく、日本共産党および現代日本政治における日本共産党の役割、位置、課題について、批判的見地から検討し議論するサイトとして、党員有志によって開設されていたものです。

現在は更新しておりません 99/2/14-->16/7/31



拙速にすぎる除名、後手後手になるハラスメント対応で団結に亀裂

 亀裂の修復は、次の党大会の課題となろう。党がこのまま志位指導部によって導かれるなら、130%の党どころか、90年代前半の20%減の党(新世紀になってからも大きな減少があったがしばらく隠されたのち「実態のない党員」として2012年に30%にあたる9万人除籍されている)になるだろう。130%の党という課題は、時代に即した党内民主主義を備えた新しい党、新しい指導部の下でしか達成しえない。

 地方選前半は、維新の躍進(大阪では圧勝)、共産党のひとり負けとなった。後半戦もあるが、流れが大きく変わることはないとみられ、これらの分析を従来のゴマカシ選挙総括で終わらすわけにはいかず、これも党大会の任務となる。

(追記)地方選前半(都道府議選、政令都市の市議選)の得票果を参院選と比べるというバカげた常幹声明については少し言っておく。参院選と比較可能なのは、例えば大阪で言えば知事選だろう。アップデート大阪と競合した辰巳氏は共産党基礎票の枠を越えることができなかった。今回の得票率は8%だが、22年の参院選は9%、21年の衆院選では10.8%で、1年ごとに10%強減らしている。これが今の共産党の実力である(共産党以外に左派の選択肢のない市会議員選挙では、共産党候補者は基礎票(=辰巳氏の獲得票)の1.5倍くらい取れて当たり前なのである)。

管理人(2023/4/12)

過去の管理人の発言


『さざ波通信』

常設投稿欄

『さざ波通信』管理人

このページの先頭へ