Desing

建物をデザインする  建物を設計するとゆうことは、土地・法律・資金・用途などいろんな条件を考慮しながら計画・デザインしていかなければなりません。そのなかで、光・風・木・土・水など自然的要素をできるだけ取り入れ、安心し、くつろげる空間を創造してきたいと考えております。

 また、施主との打ち合わせにおいても、お互いのイメージを確認するために、パース・模型・図面・実際に使用する仕上げ材などを利用していきたいと考えています。そうすることによりお互いに建物に対する要望・好み・機能を確認していけるからです。

 建物を創りあげてゆく作業は、たいへんな労力と資金を必要とします。だからこそ、楽しみワクワクしながらパートナーとして共に完成まで進んでいきたいと考えています。


自然
(光・風)と
自然材料
(木・土・水)と
工業製品
(硝子・鋼・RC)
 緑の野原に大きな木があると、そこにはひとつの領域が生まれます。枝に生い茂る葉は太陽の光を調整し木漏れ日を地面へと落としてゆきます。風は木の周りをそよそよと流れ草木の香りを運んできます。大地は、光を受け暖かく包みこみ、水が木々を育んでゆきます。 そんなイメージの建物を創りたいと考えています。

 例えば、外壁を鋼板やRC・サイデイングといった工業製品で覆ったとしても、内部空間の雰囲気が、太陽光や障子を透してくる柔らかな光、照明による演出によって、自然を感じリラックスできる空間を創ったり、外部空間に落葉広葉樹など四季を感じることができる樹木を配置し、夏蔦で建物を覆い緑の空間を演出したりすることによりライフスタイルにゆとりの空間を演出したいと考えています。


なぜ設計事務所に依頼する必要性はあるのか?  設計事務所は、施主の家に対するイメージを具体化し、図面に反映。そして、それに基づき現場で施主の代わりに工事を監理してゆきます。

 家を建てることは専門的な知識が必要となるのですが、もし工務店や建設業者に任せた場合、納まり・工法・仕上げなどに問題があっても、それがわからないまま工事が進み、後で問題が発生することもあります。しかも、その原因がわからないとの説明を受けてごまかされる可能性もあります。

 また、建売などの場合は、すでに出来上がっているので基礎や床下・天井など隠れている部分がどうなっているのかわからなとゆう不安もでてきます。

 しかし、そんな工務店や業者ばかりでないのでそれを見極めることも大事です。今まで施工した家を見せてもらったり、その家に住んでいる人に話を聞いて判断しても良いかもしれません。

 建物を建てる方法は、設計事務所に依頼する、工務店に依頼する、建売を購入するなど、いろいろあると思います。その中で自分にあった納得のいく方法を探してください。


プランニング  建物を計画する場合、まず現場に行きその敷地の状況を確認します。平地・斜面地・造成地・交通や近隣の状況など、その場より条件が違うのでそれを確認することで建物のイメージをしていきます。

T:ワンルームタイプ

建物のフロアを間仕切りで区切らないで一つの部屋として利用すると奥行きのある空間がとれ、端から端まで見とおすことでができると建物の大きさが把握できゆったりとした気持ちになります。そして、その大きな空間は家具のレイアウトや可動式の間仕切りにより自由な使い方ができます。

U:吹き抜けタイプ

竪に空間を大きくとることで、開放的で劇的な空間を創ることができます。反面、暖かい空気やキッチンの匂いが上部に上がりやすく、声も響きやすいといったことが起こるため、そのことを良く考慮した上で取り入れることが必要です。

V:2階にリビングタイプ

リビングやダイニングといった家族の集まる場所を2階に配置することにより、勾配天井を利用した竪の広がりや、太陽光、場所によれば外部への視覚的広がりなどが確保できます。しかし、人を招くリビングが2階に有ることで、動線どうとるかを考える必要があります。

W:中庭タイプ
街の中にある敷地の場合せっかくの庭でも狭かったり庭越しに隣の家が見えたりします。この庭を建物内部にうまく取り込むと、庭越しに自分家が見えることで広がりがうまれ光を取り込み、風の流れを生みます。

X:回遊タイプ

建物の空間を部屋や廊下・内外の階段で1方向でなく2方向3方向と繋ぐことで視覚的に変化が生まれ、楽しく動くことができます。また、空間も連続して行くことから感覚的に広く感じることができます。

Y:スカイライト・ハイサイドライトタイプ

住宅が密集している場合、せっかく窓をとっても明かりが入りづらく、陰鬱な感じがすることがあります。そこで、スカイライトをとることで日陰の影響を受けることなく直接光を取り入れ、明るさや温もりを確保します。しかし、昼からの日差しは、暑すぎるので向きや面積に注意が必要です。
   

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