4.地球がまるいってホントかな?

 今年度の授業の記録が、きちんととれていないので、以前の授業の録音と今年の授業のノートなどから、授業の様子を再現したものである。しかし、毎回この授業はこのような形で展開している。
 授業びらきは、ノートの取り方、プリントのはり方を説明したあと、私たちの住んでいる星、地球の学習に入る。
【第1時】
私たちの住んでいる星はどんな形でしょう?−先生の「ウソ」を見ぬく!

4.地球がまるいってホントかな?
 今年度の授業の記録が、きちんととれていないので、以前の授業の録音と今年の授業のノートなどから、授業の様子を再現したものである。しかし、毎回この授業はこのような形で展開している。
 授業びらきは、ノートの取り方、プリントのはり方を説明したあと、私たちの住んでいる星、地球の学習に入る。
【第1時】
私たちの住んでいる星はどんな形でしょう?−先生の「ウソ」を見ぬく!
T:よし、今日は私たちが住んでいる星のことを勉強します。
 私たちが住んでいるこの星は何とよばれているでしょう。
・地球。アース。
T:では、その地球はどんな形をしているか知っていますか。
(まんまる)
T:手を挙げて言いましょう。
・地球は丸い。
・球です。
・円。
T:ああ、円ね。はい、分りました。
・楕円形。
T:はい、他に………。
・意見で円と言うのはおかしいと思います。円だったら立体じゃなくて、平面 だから円はおかしいと思います。
T:円はおかしいという意見がでましたが、他に意見はありませんか?
(賛成!)
T:賛成という声がありますね。
 先生も「円」だと思うんですけどね。
(ちゃう!)
T:地球いうたらな、まあ〜るい、おぼんのようなもので、(昔の考えや!)平面やねんで。(昔の人や)そのお盆をぞうさんがカメさんの背中に乗って支えてるわけ。ぞうさんが「カイーノ、カイーノ」と足をかいたら、地震が起きる……。そして海へず〜っとな(落ちるねん)漕ぎだしていくと(地獄に落ちるねん)端へくると滝のようになっていて、ザーッと落ちてしまうねん。(昔や、昔や。古代の人や。)それで怪獣が4匹おるねんで。落ちてきた船乗りを食うてしまうねんで。
 知らんかったやろ。地球はそういうもんや。
(ウソや、ウソばっかり。)
T:そんなこと大きな声でいうたらあかん。他へ聞こえたらえらいこっちゃ。
じゃ、先生の言うことがウソやと思う人、手を挙げてください。(ほぼ、全員が手を挙げる。)
 死刑やな、君ら。
T:ほな、「ウソや、ウソや」というねんやったら、ウソやという証拠見せてみ。君らのいう「こっちがほんまや」という証拠がないやないか。

 生徒はいろいろ調べて、宿題をノートに書いてくる。
 次時はその発表からはじまる。
【第2時】
地球が丸いってホントかな?−意見形成の場面をつくる
 今年の生徒は兄に聞いたり、辞典などで調べたりと、様々な意見が出た。
・地球上の位置によって、太陽の高度が変わる。