渋染め 

 草木染めは一度やってみたい課題である。障害児学級の授業で、「さざんか」でハンカチを染めようと、お酢まで買っていたのだが、結局、できずじまいである。お酢は、手洗いの蛇口を磨くのに活用された。
 ドングリだんごを作ったときに、煮染めると真っ黒い灰汁が出てくるが、それに布(麻など)浸せばいいのだろうが、定着させるのに何を使えばいいのだろう。やはり、ミョウバン?
 江戸時代末期の「渋染一揆」の「渋染め」も、やはりどんぐりだったのだろうか?

つるばみ【橡】
(古くは清音)
_クヌギの古名。〈和名抄一四〉
_「どんぐり」のカサを煮た汁で染めた色。黒染色。にびいろ。万七「―の衣(キヌ)は人皆ことなしと」
_(_の色に似るからいう) 平安中頃から、四位以上の人の袍の色。堀河百首夏「―の衣の色はかはらねど」
_藤衣(フジゴロモ)の色。喪服の色。源夕霧「―の喪服(モキヌ)一かさね、小袿(コウチキ)着たり」
(『広辞苑』第4版 CD−ROM版より)