三宮駅をやや東に、ダイエーの入り口近くに、西国街道の表示板がある。
 右図で、上が本街道で大名行列の道で、一般の人々は、下の道浜街道を通っていたそうだ。
 浜街道は、いまのそごうの位置から三宮センター街を通過して、生田神社の馬場先で本街道と合流する。
 その真南が外国人居留地だ。旧居留地はいまの大丸から東遊園地のところまでの範囲だったが、工事が進まなかったために、旧生田川と宇治川に囲まれたところが雑居地として居住が許可され、有名な南京町もその脇にできた。
 生田神社の馬場先を南に少し下ると、三井住友銀行の巨大なビルがそびえている。
 三井住友銀行の横に、宮城道雄の生誕地がある。近づくと「春の海」が流れてくる。
 その手前に朝日会館があるが、ここは朝鮮戦争中、アメリカ軍の野戦病院だったそうだが、調べてみたいものだ。

 神戸市立博物館で建物の歴史を解説していただく予定だったが、うまく連絡が付いていなくて、かなわず残念だった。
 だが、久しぶりに「フランシスコ=ザビエル」の肖像画に会えたので、よかった。

 左は旧居留地15番館と16番館の境界だ。15番館は震災で倒壊したのだが、再建されたそうだ。その際には、免震構造をとっている。
 その後、神戸事件がおこった三宮神社に立ち寄って、そのあとトアロードを北へとって、神戸回教寺院を訪問した。1935年に立てられたムスリムだ。
 日本人の大学生の方に説明をいただいて、シリアの方も気軽に声をかけてきた。エジプトの方には、イスラム暦をいただいた。
 以前に来た時も思ったのだが、イスラム教の信者の方は、気さくでフレンドリーな印象を持った。

知らなかった神戸
 7月22日(日) 昨年に引き続き、暑い盛りに神戸をフィールドワークした。神戸に住んでいながら、知らないことだらけで、案内のOさんのガイドに「ふーん」「へー」と驚いているばかりだった。
 最後に飲んだビールがおいしかった。それが成果かな?
礼拝堂(?)の前に立つ私。
若干疲れている?……かも。