第2学年3組 社会科学習指導案
1991年11月26日(火)
指導者 岩 本 賢 治
1 単元名 市民革命
2 指導計画 4時間(本時 4時間の3)
3 本時の目標
@ 国王の専制政治による農民の貧困と、市民階級の不満を理解させる。
A 革命の経過とそれを推進した人々から革命の本質を明らかにする。
4 展開
1 どんな人たちが、なぜバスチーユを攻撃したか、班で考えさせる。
プリント資料の絵をもとにどんな人たちが、どんな武器で襲撃したのかを班で話合わせ、発表させる。
この人たちは、どんな要求を持っていたのか、それをだれにぶつけようとしたのかを考えさせる。
2 革命はどの様に展開したか、教科書で調べさせる。
国民議会はどんな事をどうしたか。
ヨーロッパの他の国は革命に対してどうしたか。
それに対して国民はどう立ち向かったか。
1793年、国王はどうなったか。
貴族たちの土地はどうなったか。
ほろびたのはどんな人たちか、力を持ったのはどんな人たちか。
3 次時の予告をする。混乱のフランスに登場するナポレオン。
国王がチュイルリー宮殿から引きずり出させたとき、「あのばかめ」とつぶ やいた軍人がいた。それはいったい誰だろう。肖像画をもとに考える。
5 準備物
「ラ・マルセイエーズ」(フランス国歌)、ギロチン
フランス革命教材としての七つの魅力
@典型的なブルジョア革命。典型としての大変革を見ることができる。
「変革されるとはどういうことか」をみることができる。
Aフランス革命の中でブルジョアジー以外の民衆のはたした役割はきわめて大きく、かつ重要である。民衆は忍耐強く自らの啓蒙に努めながら、変革のための運動にかかわった。民衆運動の姿をみることができる。
B民衆運動は変革の過程で組織的に成長発展する。民衆は最初から激烈な闘士ではない。組織されながら強力な運動体に育っていくその動的な過程を見ることができる。
C民主主義発展史における金字塔。民主主義の創造。
D研究成果がきわめて豊富。
E躍動的な女性史がみられる。
1 民衆運動の中での女性の動き
2 女性の権利とフランス革命民主主義の一定の限界
F黒人奴隷解放運動。ハイチ島奴隷解放運動。
1 黒人奴隷の解放のたたかいと民主主義の問題。
2 フランス革命と植民地のかかわりという世界史的広がり。
@ 世界史の点学習
A 日本史から世界史の窓口を
B 対外関係は外からも見る。(元寇)
C 日常の身近な生活の中で世界史を発見する努力
身近にあるフランス革命
@メートル法の成立
A義務教育制度(コンドルセ有償無償論争)
B民主主義
「君達だったら、とりこわしたがれきの石をどうする。」………監獄の模型を作って地方に送った。