縄文土器 文様づくりを体験する 

 ◎縄文土器はもっと複雑な模様が作られているので、どのように作ったのかなと思いました。簡単な模様でも時間がかかるのに、縄文土器は数日、何カ月以上かかっているのかな。だいたい何日でできるのかなと思いました。(O・Kさん/作品は左の写真)

 ◎鉛筆に縄を斜めにまいて粘土の上においてまわすとみつあみのようなもようができた。あまりうまくはできなかったけど、こんなもようが出来てよかったです。(U・Kさん)

 ◎文様を作るのは楽しかった。昔の人の気分になった。昔の人もこうやって作っていたんだなと思うと、すごいなぁと思う。いろんな文様を作るのは、頭を使わないといけないからそう思った。(F・Sさん)

 ◎ひし形にするのにけっこう時間がかかった。縄文人はなぜこんな文様をわざわざつけたのか不思議だった。あまりはっきり縄のあとがつかなかった。(K・Yさん)

 ◎ひし形を作るのは簡単だったけど、そのひし形を小さくするのがむずかしかった。力を入れて押しても、あんまりうまくつかなかったから、昔の人はどうやってあんな模様をつけたのかなと思いました。(T・Mさん)

 ◎縄文土器の文様を作ってみて、けっこう楽しかった。文様でどんな形が作れるかが、楽しかったです!形を整えるのに時間がかかってしまいました。(I・Yさん)

 ◎道具は鉛筆と縄を使った。何回もやってちゃんとした。ひし形になった。最初は粘土がかたまってしまってて、できないかなと思ったけどできた。作っててけっこう楽しかったし、縄文時代の人も、楽しみながらやっていたのかなと思った。(K・Mさん)

 ◎縄文土器の文様を作るのはとてもむずかしかった。粘土がもうすでにかわいていて、全然かたがいかなかった。でもいちおうひし形の形です。
 でもこんな作るのが大変な物をよく昔の人は作ってすごいと思います。今度は文様だけではなく、土器と文様を作ってみたいです。
 この文様づくり、楽しかったです。(M・Sさん)

 粘土は、「はにわねんど」を使った。自然乾燥で焼いたように固まりるので、手軽に教材として利用できる。
 だが、「はにわねんど」の名の通り、色は赤い褐色で土師器のような風合いである。
 縄の巻き付け方で、文様が変化するところが面白く、いろいろ工夫させたい。その活動の中で「縄文人はなぜこんな文様をわざわざつけたのか不思議だった」と問うている。この問いに対する解答を私たち教師は持っているのだろうか?また、研究者は?と思う。
 佐原真氏は、結ぶ行為に呪術的な力があると考えたのではないかとの意を述べておられた。