実物大 アウストラロピテクス 

原画は、 ライフ ネーチャー ライブラリー『原始人』  タイム ライフ ブックス刊 P.67の想像図を拡大コピーしたものである。本書には

 「ダート、ブルーム、ロビンソン、リーキーといった先駆者のすばらしい発見と報告によって、バラントロブスとオーストラロピテクスの、あるていどまで正確な復元も可能になった。この本に載っている想像図は画家のジェイ・マタンズが多数の科学論文を読み、化石の模型を研究し、専門家に相談して描いたものである。まず半身像の彫刻をつくり、粘土で筋肉や皮膚を肉づけし、最新の科学的証拠にもとづいて仕事をした。彼自身の芸術的創意も加えている。」
 「オーストラロピテクス 身長約122センチ、体重45キロ以下で、パテントロブスよりかなり小柄であるが、すらりとしていた。直立し、からだを左右に振りながら走った。歩くときほ小きざみに歩いた。あごが前方に出っ張っていたのは犬歯と切歯がよく発達していたためである。」

 との説明文がついている。

 原画を何度か拡大コピーし、A4サイズ4枚の原稿に仕上げた。この原稿を140%で茶色の色画用紙にコピーするとできあがる。 磁石をつけて、教室内にはっておくと、生徒が歓声を上げて集まり、自然と授業は始まる前から盛り上がる。
 想像図からは「このアウストラロピテクスはサルか、人間か?」「どこがサルと違っているか?」などの発問で「直立二足歩行している」「石や骨の道具を持っている」ことを導き出す。
 ただ、現在の考古学の水準から見て、この想像図でよいのか、検討を要するのではないかと考えている。

 (実物大 アウストラロピテクス 作成のための原稿(A4 4枚組)を必要な方は、メールでご連絡下さい。大したものではありませんが、送付いたします。)