青龍三年銘鏡


 卑弥呼の鏡?古代鏡実物大レプリカ
青龍三年銘鏡「方格規矩四神鏡」をハイテク技術により復元!

1994年1月、京都府弥栄町と峰山町にまたがる古墳(太田南5号古墳)より中国「魏」の青龍三年(西暦235年)の年号が入った銅鏡が出土しました。
 陳寿が記した『魏志倭人伝』によると景初三年(西暦239年)時の邪馬台国の女王「卑弥呼」が魏に使途を派遣し、皇帝より100枚の銅鏡を授かったと記載されています。青龍三年はこれを4年さかのぼることから、この銅鏡が卑弥呼の賜った100枚の中の1枚である可能性が極めて高いとされ、全国的に注目をあつめています。
 この青龍三年銘鏡を「非接触三次元計測法」という最先端のハイテク技術により、実物に一度も触れることなく、わずか0.03mmという精度誤差で形状を測定、それらのデータをもとに鋳物とは異なり、貨幣などの精密度の非常に高い金属成型に用いられる鍛造製法で、複雑な幾何模様を完全なまでに再現しました。真の金属で作られた、まさに実物とかわらない超A級文化財レプリカです。
 この青龍三年銘鏡には、守護神として崇められている青龍・朱雀・玄武・白虎の四神獣が各方格に置かれ、立身出世・子孫繁栄をうたった吉祥句の銘文が時計まわりに刻まれています。全39字からなる銘文は、
 『青龍三年 顔氏作寛成文章 左龍右虎辟不詳 朱雀玄武順陰陽 八子九孫治中央 壽如金石宜侯王』
 「青龍三年、顔という人がこの鏡を作って銘文をいれた。左に龍、右に虎を置いて不吉事を避け、朱雀、玄武も陰陽に従って正しく配置した。この鏡をもつ者は八子九孫の代までも中央の職につき、寿命は金石の如く長生きし、王侯となるまでに出世するであろう」
と記されています。青龍三年銘鏡の直径は17.4cmの平縁式で、中心の直径3cmの偏平な円紐と、それを取り扱む四角い区画(方格)には十二支の文字と小乳とが交互に描かれており、各辺の中央に子、卯、午、酉の四支がくるように配して、それぞれが北、東、南、西の方位を示しています。

 太田南5号墳は古墳時代前期(4世紀代)の方形墳で、20数基からなり、青龍三年銘鏡の地にも鉄刀が出土しています。
(以上 レプリカ説明文より)

 私は神戸市立博物館で入手したが、今はもう販売していないようだ。
 連絡先は、
 〒592 堺市浜寺石津町東1丁目1番23号
 . (0722)41-1888 FAX (0722)41-1865
 です。
 価格は5000円程度だったと思う。教材会社の銅鏡よりずいぶん安価であると思う。