社会科夏の勉強法
勉強がモリモリできるようになるコツ
(1)勉強の目的をはっきりさせよう!
今、ちょうど参議院選挙の真っ最中。社会科の勉強は教室の中で終わるものではありません。特に公民の勉強は、政治のこと、経済のこと、社会生活のことを学びますから、今実際に社会の中でおこなわれていることが教材ですし、学んだことが役に立つのも、社会に出てからです。
社会科はよりよく生きるために学ぶのです。社会科を勉強しない人は、社会人になれないのです。
(2)どうすれば知識が頭にはいるのか?
どの教科も同じですが、知識が身につくのは、次の事柄が満たされるときです。
◎その事柄に関心があり、意欲を持って学ぶときです。
◎人間は忘れるのが正常です。忘れ残る部分を大きくすることが覚える
こつです。大切なのは、その日のうちにさっと復習することです。
◎大好きな歌を暗記して口ずさむことはだれでもできますね。好きなこ
とは、何度も何度も繰り返し歌ううちに自然と覚えてしまうのです。暗
記術の極意は繰り返すこと以外にありません。
(3)テストにも強くならねば……
昨年度の公立高校入試問題の40%は、日本歴史の内容です。時代は原始古代(神戸桜ヶ丘の銅鐸・弥生時代)から現代史(米騒動・大正時代)までです。どこかの時代が集中的に出ることはありませんでした。だから、復習もかたよることなく、どの時代もまんべんなくしておくことが大切です。
出題内容は教科書の基本的な用語が中心です。28問出題されたうち、16問は語句を書くもので57%をしめています。記号で選択する問題は、10問35%です。文章で記述する問題も、2問ありました。
ですから、重要語句(太字)をきちんと漢字で書くことができるかどうか
が、成否の鍵をにぎっているわけです。
文章で記述する問題も練習をしておくことですね。今までも記述式の問題はパスしていた人が多いでしょう。この2問ができるかどうかで、合否の差が付くのではないでしょうか。
社会科のプリント問題集は、過去の入試問題から重要語句を中心にまとめたものですから、繰り返し練習問題に取り組み、理解を深めておきましょう。