総合学習「生きる」学習の手引書 11
〜人物への訪問をする場合〜

 

 実際に出かけていって、人に会い、話を聞いたり質問したりしながら追求を進めていきます。このプリントを参考に、人物への訪問をしてみよう。さわやかな訪問をしよう。
 
インタビューをしよう
 実際に訪問して人物に会い、取材するときには、相手の都合を十分に配慮しましょう。そして、限られた時間の中で充実した訪問にするために、事前に準備をしっかりと整えてから訪問しましょう。
 以下は、人物を訪問する場合の手順です.
@ 約束(アポ)をとる。
  訪問するときには、事前に約束を取り付けなければなりません。詳しくは「アポを取  る場合」を参照します。
A 初めに自己紹介をする。
  先日お約束していただきました野々池中学校の○〇と申します。よろしくお願いします。
B なごやかなインタビューになるように、学習の様子などを話す。
 ・野々池中学校では、「生きる」という総合学習を始めて、自分の興味や関心を持ったことを徹底的に調べたり、追求したりする学習をしています。私は、△△に興味を持って調べたくなったので、こちらへお伺いしました。いろいろと聞かせてください。
C 相手の話をよく聞き、しっかり受け止める。
 ・相手の話の中から質問することを見つけ、話が深めよう。
 ・準備した質問でも、その場の雰囲気に合わない場合は質問をひかえよう。
 ・相手の話に対して、お礼の気持ちを込めて感想を言おう。
 ・よくわからないときや、聞こえないときには、遠慮しないで聞き返す。
 ・自分の調べたことや資料が話題になったら、調べたことも話しながら話を進めよう。
D 話が行き詰まったら用意した次の質問に話を変える。
 ・ところで…
 ・話は変わりますが…
E 資料があればいただいてくる。
 ・何かパンフレットのようなものはあるのでしょうか。
 ・いただけるような資料はありませんか。
F インタビューをしめくくる。
 ・今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。(心から感謝を込めて)
 事前に調べられることは調べていくこと。そして聞きたいことをはっきりとさせておく。短い時間の中で、この点は聞きたいとはっきりさせておこう。
  また、取材ノート・テープレコーダー・カメラなどを準備しよう。
《以上は、『「学び方」を身につける総合学習『とびら』の学習活動』(岐阜市立陽南中学校著、明治図書刊)を参照した》