「大阪・上方の蕎麦」での用語の使い方        

 このサイトでは当初、下記の言葉の使い分けを原則的に次のように心がけた。
ところが時を経るごとに、特に「そば・蕎麦」についてはあちらこちらでの混用が多くなってしまった感がある。

【ソバ・そば・蕎麦】
「ソバ」〜植物や農作物、種子及び穀類としての表記。
「蕎麦」〜歴史や文献のなかの取り扱い。 店名・地名・山名などの固有名詞。
または時代的に漢字がふさわしいと判断した場合。
「そば」〜上記以外は原則的に「そば」を使用した。
但し参考文献・引用文などは主として原文に従った。従って、同一文書内であっても「そば」「蕎麦」がそれぞれに混在している場合もある。

【地名】
「大坂・大阪」〜江戸時代以前は主として大坂 明治以降は大阪とした。
「なにわ・大坂・上方」〜厳密な使い分けは出来ていなくて混用されている。
「信州・信濃」〜原則的には信州を使用した。但し、蕎麦切り発祥前後と国・藩など古い時代には多く信濃を使用した。また、引用文などは原則として原文に従った。

【そば 又は そば屋】に関する一部表現について
「江戸そば」「江戸そば系」、または「なにわ系」「なにわの蕎麦」「大阪のそば」などと表現しているケースがあるが、そばの地域性や特徴をわかりやすく表現する言葉として使用したものであって、例えば「江戸そばの打ち方」(江戸流)などのようなそばを打つ流儀としての使用ではない。

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