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 まな板 ・切り板  「素人のそば打ち道具入門」
  そば打ちを始めた頃
 まな板はどこの家庭にもある台所道具だからそば打ちを始めた当初は家にある出来るだけ大きいまな板を使うようにすれば間に合う。
初めたばかりではプラスチックまな板でもやむを得ないが、やはりそば包丁には木のまな板が向いていて、刃先をやさしく受け止めてくれてそば切りのリズムも取りやすい。
できれば包丁幅程度の大きさがあって包丁にも優しい木製のまな板が望ましい。
要するにそば打ちを始めた頃のまな板は、家庭にある、または簡単に購入できる木製の大きいめのまな板さえあれ充分間に合うということである。

  そば打ちに慣れて来ると
 打つそばの量が多くなるとまな板も大きいのがほしくなる。この頃になってやっと「台所で使う家庭用のまな板」を卒業して「そば用のまな板」が必要になってくる。打つそばの量にもよるが少なくとも60センチ〜70センチの長さが必要で、一般的には90センチくらいを使う場合が多い。

 わたし個人のまな板と、関係する会のまな板の例をみると、器用な人がいてすべて手製のまな板を作ってくれてそれを使用している。探せばホームセンターでも置いているが、シナベニヤや檜材や桐材の板があり、これを張り合わせて縁に添え木をして立派なまな板に出来上がっている。30センチ強の幅×長さ90cmである。

 もっとも、本格的なまな板となると切り板(きりばん)ともいって、巾や長さ、厚さもさらに大形である。材質は包丁の当たり具合のやさしい銀杏や朴の木などが使われるが、桐材や檜もあり、特に寄せ木細工のものは使っていて狂いが生じにくいとされ高級品である。


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