このサイト「only one」の前身は「snow drop〜ユキノハナ〜」というサイトでした。
管理人にとっては約1年半続いたサイトでもあり、このサイトを通して多くの友達もできました。
まったく姿を変えてしまったのではなく、snowの原点はここにあります。
そう言った意味でも、
snow dropのことも知ってくださいね。

前サイト「snow drop」から・・・
snowの名前の由来
snow dropとは、ヒガンバナ科の花で、和名を「ユキノハナ」と言います。
名前の通り、冬に咲く花で、直訳すると「雪の雫」になります。
背丈は、15cmほどで、朝太陽が昇ると三枚の真っ白な花びらを開かせます。
しかし、下向きに咲き、夕方になると雪の雫のように花を閉じてしまいます。
花の季節でない時に、無理に咲かせようとしても決して花を咲かせようとしません。
snow dropとはそういう花なのです。
私がこの花に出会ったのは、大好きなL`Arc~en~cielの曲が最初でした。
1998年10月7日発売の『snow drop』で、まず名前を知りましたが、
実はこのときはまだ花の名前であるなんて知りませんでした。
ラジオに出ていたhydeのある一言がきっかけでした。
「これは、冬に咲く花の名前からとった曲。確か、2月2日の花なんだよ」って・・・
それを聞いた時に、迷わず私は「あたしの曲!!」と思いこんでしまったのです。
(考えるとかなりずうずうしいですね・・・)
もともと、L`Arc~en~cielは大好きで曲もよく聴いていました。
すぐにCDを買いに行き、曲を聴いて大好きな一曲に。
たくさんのおすすめ曲がありますが、ぜひこの『snow drop』は冬に聞いてください。

ここで、snow dropにまつわる話をいくつかしてみますね。

北ヨーロッパの人々は、この花を咲くのを楽しみに待っているそうです。
もしも、この花を年内に見ることができれば、 次の年は一年中幸せに恵まれると信じられています。
しかし、逆にイギリスではなぜか、この花が咲く古い屋敷には、
幽霊があらわれるという伝説があるようです。
下向きに咲くところからの発想らしいのですが、なんとなくもったいないですね。
かわいい花なのに・・・

またアダムとイブが楽園を追われて、嘆き悲しんでいる冬に、
天使が現われて、雪をこの花に変えて、春の訪れを告げたとも言われています。

そして、私が一番気に入っているお話は・・・

天地創造の時、神様はすべてのものに「色」を与えました。空には青、雲は灰色、
大地は褐色、木は緑、花にはそれぞれの色を与えました。
けれども、雪だけはまだ色をもらっていなかったのです。
そこで、雪は「色をください」とお願いしたのですが、
神様は「他の誰かから色をもらいなさい」と言うだけでした。
仕方なく、雪は花々を訪ねて行きましたが、誰も色を分けてくれません。
雪はもうあきらめるしかないと考えていました。
そのとき、snow dropが「私の白でよかったら、どうぞ・・・」と言ってくれました。
それからというもの、雪はお礼に冬のあいだ、この小さなsnow dropを守り、、
とても大切にしています。
こういうお話がドイツに伝わっているのです。
実際に、夜明け前の気温の低い時、この花の温度が周囲の気温よりも、
2℃ほど高いときがあるそうです。
とってもいいお話だと思いませんか?

私は、こんなsnow dropが大好きなんです。花言葉は「希望」「慰め」です。
ここまで、読んでなぜ2月2日の花?って思われた方もいると思います。
花カレンダーなどを見るとsnow dropはだいたい1月1日の花として紹介されています。
なぜ、2月2日の花といわれるようになったのか?それは・・・

真っ白な純白の花は、清浄の象徴とされてきました。
そして、カトリックでは2月2日の「聖母マリアの浄めの日」(聖燭節といいます)には、
この花が飾られるそうなんですね。
ここから、カトリックでは2月2日の花と考えるようです。

私自身がカトリックであるかというと、そうではないんですが、
ただ単に、この花に出会い、このsnow dropが大好きになり、
しかも自分の誕生日に縁があるということで、どうしても切り離せませんでした。
もし、この花を見つけて、気に入った方は一度育てて見て下さい。
とってもかわいい花が咲きます。
そして、必ず希望を与えてくれるはずです・・・

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