DIARY
〜9月5日(月)〜

仕事開始!
 男子はDavidと一緒に畑のマルチをはがし、トラクターで耕しました。3人ともトラクターを体験しましたが、バッチリ畝を崩して、さらにGentaは穴を開けてしまう結果となりました。が、Yousukeは経験者+生まれ持った才能(?)で見事に畝を作っていました。さすが次期農場長!次に自動的に施水ができる設備をつけるためのパイプを土に埋めました。でも水を流してみると割れて水が漏れてしまう箇所がたくさんあって(たぶん、トラクターで轢いちゃったからだと思ったが、黙っておいた)、Davidが「Oh, my god…」 とつぶやきました。結局それはあきらめて畝の間に別のパイプをおいてスプリンクラーをつけることになりました。
 女子はまず2人が道具(ローラーの先にマキビシをつけたような、土ごと掘り起こしてしまうが一応雑草を除ける)を使って畑の草抜きをして、1人はRumi、Kumikoと一緒に羊やヤギの小屋の掃除をして、えさをやりました。
 次に女子みんなでバジルのシードボールをつくりました。シードボールというのはこのことば通り種のついた玉のことで、作り方は、まずはじめに近くの畑から土を取ってきて作業台に広げ、水を混ぜて泥にし、それで直径2〜3pぐらいの泥団子を作ります。そしてその泥団子に種を3個ずつぐらいつけてできあがりです。爪の間まで泥んこにして2種類のバジルのシードボールを合計1000個作りました。できたシードボールは午前中男子が耕した畑に1畝2列で20p間隔に埋めていきました。1000個も埋めたので、さすがに最後の方は腰が痛くなりました。

Afternoon(BY.Yousuke)
 農場が終わって一段落してから、Davidが僕たちのゲストハウスの壊れた電気を直すために飼い犬のJackyと一緒に来てくれました。いろいろしゃべっていたら急に「きみたちplatypusって知ってるかい?」と聞かれ、「Not fish, not mammal」(間違ってるよ??)みたいなことを言うから、カモノハシのことかなぁと思い、辞書で調べて見せたら、どうやらカモノハシのことだとわかりました。おそらくAustraliaの表現なのでしょう。そうすると急に作業をやめて、見せてあげようと言いました。そしてみんなでDavidの車に乗り込み、なぜか裏山に向かいました。するとワラビーがあちこちでぴょんぴょん飛び跳ねているのに遭遇したのです!こんな間近で見れるなんて!!でも、かわいいことはかわいいけれど想像していた以上のでかさでした…。写真におさめようとしましたが、車もワラビーも動いているので、ブレてしまってうまく撮れませんでした。しかし、なぜカモノハシの話をしていたのにワラビーを見に行ったのかが未だに謎です。
 それから、もう一度ゲストハウスに戻って電気工事を終わらせてから、やっとカモノハシを見に連れていってくれました。どこまで行くのかと思ったら、近くの小学校の裏の川でした。学校の敷地にある川の入り口を勝手に開けて入っていくDavidに続き、だんだんと川岸に近づいていきました。牧場だけでなく、川岸までもが牛のフンだらけで、それを避けて歩くのには一苦労でした。
 川にかなり近づき、音を立てないようにしながら目を凝らしてカモノハシが泳いでるのを必死で探しました。でもぜんぜん見つからなくて、もうダメかとあきらめかけたそのときDavidが川を指さしました。その方向を見てみると、水面をすーっと動く何かが見えました。おそらくあれがカモノハシだったのでしょう。しかし、全身を見ていないので納得がいかず、見れるまでそこにいようと思ったのですが、Davidがまた好きなときに見に来たらいいじゃないか!みたいなことを言ったので、その日は仕方なく帰りました。


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