<ハノイ農村ドアイ村>

今回私たちが滞在したのはハノイ市ドンアイン郡ドアイ村である。

ベトナムの首都、ハノイからは車で30分ほどの距離にある。

村はのどかで、道を歩くと水牛に出会う。

近郊農業が行なわれており、辺りには見渡す限りの田んぼが広がっていた。

私たちが活動の拠点としたDOWACENは、日本(沖縄)とベトナムの文化交流を目的に1995年に設立された。現在、事務室長の野坂覚氏を中心にその活動を本格的に実行し始めている。


                

地図

DOWACEN(ドワセン)(ドンアイン沖縄文化・経済交流センター) 

 DOWACEN(ドンアイン沖縄文化・経済交流センター)は、1995年に沖縄の日本ベトナム友好協会の融資によってつくられた。

主な活動は日本とベトナムの文化交流であり、農作物の輸出入も行なっている。

その具体的な試みを以下にあげる。


↑DOWACENの門とその寄宿舎

DOWACENの試み

@ 文化交流を目的として、ベトナムの各地にある手工芸品をDOWACENに集めて手工芸品展覧会を開催している。

今回は展示・販売のみであったが、DOWACEN内に工房を造り手工芸品を生産・販売すること、沖縄・本土の工芸家を呼んで技術交換を進めることを計画中である。

A 農家に技術的な援助をするために、換金作物の栽培を提案している。

現在、沖縄からアロエを輸入しDOWACEN内で栽培している。

ベトナムの気候・土壌において収量・品質の問題を解決できれば、普及に力を入れ日本へ輸出したいと考えている。

DOWACENとしては、ベトナム農家と日本企業の仲介役を目指している。また、沖縄からEMを取り寄せモニター農家でその効果を試している。

B 現在、ベトナムを訪れる沖縄旅行団の手配を行なっているが、手配するだけでなくDOWACENに招待して、水上人形劇(ベトナム伝統文化の催し)を村の人たちと一緒に見てもらうことを計画中である。

C 政府の援助で出来た浄水施設を利用して、2年前からDOWACENで浄化している水を村中に通している。また、日本語教室も開いている。

また、DOWACENの活動についてDOWACENに来てまだ半年の事務室長・野坂氏にお話を伺った。



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