搾乳しよう

牛の乳をタオルで拭いてやると同時に、牛の乳を刺激してホルモンを分泌させて牛乳を出しやすくする。

タオルで拭いた牛に搾乳機をかけていく。

搾乳機は真空圧を利用しているので、搾乳時に牛にかなりの負担がかかる。

そのため搾乳機を後ろ足で蹴って落とす牛がいる。

搾乳機を落とさせないために、先が丸い短い鉄の棒で牛のお尻や背中あたりを少し強めにさすってやり、牛の注意をひきつけておく。

もしくは搾乳機をはじめから手で持っておく。


牛が搾乳機を落としたら、すぐ搾乳機のゴムホースを折ってエアーが入らないようにするか、牛に搾乳機をつけなくてはいけない。

そのとき搾乳機が詰まっていないか調べる。

もしエアーが搾乳機の中に過剰に入れば、全体の真空圧が下る。

そうなれば、搾乳機の牛の乳を吸う力が弱まってしまう。

その結果、搾乳時間が増えると牛の負担が増大し、病気にかかりやすくなる。

このような作業を6台の搾乳機を使って40数頭の牛を搾乳していく

(妊娠している牛は体力をつけさせなければいけないので搾乳は行なわない。妊娠している牛は右足首に赤いテープを巻いて目印としている)。



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