藤井さんについて

藤井さんは父母と3人で暮らしている。

藤井さんの牧場には、牛舎1棟と草置き場1棟とたい肥置き場があり、肉牛7頭、乳牛47頭いる。

毎日朝は4時ごろに起きてパートのおじさんと一緒に11時前まで作業をして、また15時30分から深夜まで作業している。

このようなハードな生活も、藤井さんは牛のためなら苦しくないという。

自分が苦しいと思うから苦しいのであり、苦しくないと思えば苦しくない、最大の敵は自分であるという。

藤井さんは最終的に、この牧場を誰もが知っている有名な牧場にするという夢を持っている。

牛をこのうえなく愛し、熱い夢を持った藤井さんのまわりには同志と呼べる仕事仲間たちがいる。

仲間と信頼関係を築き、困ったときにはお互いに助け合っている。

そして藤井さんは親子ほど年が離れた獣医、事務員からアドバイスをもらうときでも常に謙虚である。

このような人脈を築いていくことが、酪農のみならず他の仕事でも成功する鍵となるという。

私は藤井さんの牧場で酪農生活を体験してみていろいろなことを得た。

その中でも1番ためになったと思うことは常に相手のことを考えて行動することである。

普段大学生活を送っているだけでは気付かないホームステイをしたからこそ、本当に相手を想いやるということはどういうことかということを学んだ。

酪農を通して、藤井さんと一緒に二週間酪農生活を送り気付くことができたことは、これからの人生にプラスとなると思う。



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