酪農ドキドキ☆★

【はじめに】
北海道での酪農に憧れを感じていたので、ちょっとした気分で行ってきました。
ステイさせていただく酪農家を探す上で、ネット上で
ボランティアバイトを斡旋しているサンカネットという所にお世話になりました。
私が酪農体験をしたのは、北海道女満別空港近くの牧場です。牛が約70頭いました。ほかに犬や猫も。
特に猫は何匹いるのか数えきれないくらい多かったです。家族構成はお父さん、お母さんです。
一ヶ月の間に三人の研修生と仕事をともにすることもありました。様様です。
そしてこれを読んで少しでも酪農に興味を抱いていただければこれ幸い!
この場をもちまして、お世話になった方々に御礼申し上げます。



[MENU]
牛舎の中で(搾乳・掃除・餌やり・ワラ積み)
子牛にミルク・放牧
一ヶ月を通してのちょっとした大きな出来事
(子牛が生まれた!いつのまにか消えていた牛達・・・。)
牧場をちょっと離れて


【注意】
載せた紹介文は本当にかいつまんだものばかりで、これだけというわけではありません。
とても簡単に、感想を多分に混ぜ書いたものです。
酪農はもっといろんな大変なこと、技術が必要なものであると思ってください。
〈解っていただけていると思いますが〉



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牛舎の中で

搾乳
酪農のメイン?です。朝と夕方の2回行います。簡単に作業の説明をしますと、1、搾乳機にかける前にちょいと人間が搾ります。2.殺菌の液を乳頭にちょいとつけて、綺麗にふき取ります。3.そして搾乳機にかけます。(注意:搾乳方法は各酪農家で異なるため、これが全てではありませんよ。) かけられて気持ちよい牛は暴れないけど、痛い牛は暴れます。その時に搾乳機を足で落としてしまうこともある・・。とっても痛いのね・・。1の作業の時に蹴られたりするので気をつけないと。蹴られたら本当にショック!特にいままで蹴らなかった牛に蹴られてしまうと。一頭そんなのがいて、私は心の傷を負いその牛はもう搾乳できなくなってしまった。他にも蹴りそうで蹴らない素敵牛もいます。性格は様様です。かわいいですね!

掃除
多分、掃除時間が一日の作業の中で一番長かった気がします。さして大変でもないのに。何故でしょうかね?朝、搾乳が終わって牛を放牧に出した後、牛の糞をバンクリーナーと呼ばれるものに落し、バンクリーナーを回します。これは1日1〜2回の頻度で行います。あと人間が通る道を掃く。その他。あんまり印象に残るものではないですね。一度、3日に1度の頻度で、2頭いる若牛の小屋を掃除するのですが、このとき1頭に逃げられてしまって四苦八苦したのが思い出深いです。しかも一人で対処したので大変でした。牛との追いかけっこですよ。

餌やり
餌を与えた時の牛の勢いはすごいです!そして面白い。鬼気迫るものがうかがえます。餌を食べなかったりする牛は体調が悪かったりするのでそこはちゃんと見ておかなくてはいけません。でもだいたい気がつくのはお父さんです。耳が冷たかったりするのも体調がよくないのを示しているみたいです。

ワラ積み・運び
牛のベッド? アルプスの少女ハイジに登場するものですかね。最初とてつもなく臭いが気持ち悪くてどうしようもなかったです。ちくちくします。ワラの量は多すぎてもいけないし少なすぎてもいけないもようす。夏は暑いですし。







子牛にミルク・放牧

子牛にミルクを
これは私の仕事ではなく、1、2度しかしたことがないのですが面白いです。ミルクの入ったバケツを小屋に近づけるとわれもわれもと顔を出します。バケツを小屋に入れてやるととてつもない勢いで飲み始め、そして飲み終わります。関係ないですが、暇つぶしに子牛の小屋に入ってみましたが結構いいものですね。子牛気分が味わえます。蝿が大量にいますが。

放牧
お世話になった家は放牧地をたくさん持っていらして、今日はここ、明日はあそこ、などとローテーションでした。牛舎から放牧地が近いと楽なのですが、遠いと・・・。牛は暑さに弱いので、夏は夜の間も放牧にだします。夜、牛を見に行くと、目だけ光っているのでちょっと怖い。放牧からもどす時、べえべえ(牛語?)と呼んで牛舎へ行かせます。呼んでもよってきてくれなかったら悲しいです。







ちょっとした出来事

子牛が生まれた!
私がお世話になった期間中、4、5頭生まれました。かってに生まれていた牛もいれば手伝った牛もいます。一頭難産で生まれてきました。「牛は難産が多いのですよね?」と、お父さんに聞いたら、「そうでもないよ。」と軽くいわれ、納得してしまったの覚えています。
生まれたての牛には産んだ親牛のミルクを与えるという作業も行いました。難しかったです。これ以外に言葉はありません。
1頭綺麗な色の子牛が生まれました。聞くと、どこかの国の血統ある牛みたいです。
ホルスタインの牛なのにどうしてこんな牛が生まれたのか聞くと、借り腹だそうです。
借り腹とは受精卵を移植して行うものです。また、一匹盲目の上歩けないという牛が生まれました。少しの間リハビリを行ったのですが立つことはできず・・・。
いつのまにか消えていた牛達
牛は年をとりすぎると乳量が少なくなってしまうので売られてしまうのです。悲しいけれど、仕方のないことなのでしょうか?ほかにも、オスは育てないので売られていきます。その業者の人がトラックを運転しやってきます。そのトラックにはすでに違う子牛も乗っており、まさにドナドナの歌のようでした。







牧場をちょっと離れて

牧場をちょっと離れて
町の行事として、ある酪農家を訪ねました。そこでは、ニュージーランドの酪農に用いられている搾乳形式、パーラーという方法をとっていました。これは牛と牛の顔が向き合っているスタンチョン形式とは異なり、牛と牛が背を向け合うため搾乳機を不要に遊ばすことなくできるというものでした。でも私は楽だろうが牛と牛が向き合っている方が楽しそうだなと思いました。






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