1.プロローグ                   
 いつものように、何か面白い物はないかとインターネットで探していましたら、ありました。

 TWO−TOPに「マザーボード自作キット SV−P55V DIY」というのを見つけました。
 「これが本当の自作PC/AT互換機」の言葉に既にキーボードで発注書をたたいていました。
 「う−ん、コネクタとパーツが少し、保証無しだけど何とかなるやろ」という軽い気持ちでした。
 これが、後で大変な苦労を生むとはつゆ知らず....

2.商品到着

 
 開けてびっくり玉手箱ではなくて部品の多さ、半田付け箇所だけ考えてもぞっとします。
 発注時に考えれば分かることでした。CPUのSOCKERT7だけでもすごい数......
 思わずうまく動作しないかも知れないと覚悟をしました。


3.製作  

 それでも、何とか気を取り戻しまずは部品点数の確認(プラモデル感覚です)。
 ちゃんとあります。
 マニュアル通りに慎重に半田付け開始(2日かかりました)
 半田もあっという間にたくさん使用しました。

4.完成

 ようやく最後の部品を取り付けて完成。(ヤッター、でも動作するんだろうか?)
 過去の経験から再度、ダイオード、コンデンサの極性など再チェック
 OK、大丈夫


5.火入れ

 いよいよ、火入れです。この瞬間が自作の醍醐味といいましょうか、楽しみといいましょうか、この一瞬のために苦労するような
 (時々は裏切られますけれど)
 電源をつけ、ビデオカード、CPU、メモリ、HDD、KB、マウスをつけて緊張の一瞬です。
 電源SWオン!
 HDDがうなり、ディスプレーが同期信号を検知しCRTが立ち上がります。
 お−っ、いけそう!
 BIOSの画面がでました。ヤッター!


6.トラブルシューティング

 a.マウスを認識しない

 マウスのMB側コネクタのアースピンの半田付け不良。でも半田面が狭くピンがコネクタを差すと基盤裏に抜けるのは設計が悪いのでは
 (他のアース点も半田付けランドが小さい、この部分は60Wの半田ゴテを使用)


 b.FDDを認識しない

 FDDコントローラはSCSIカードについていたり、マルチI/Oカードについているからいいかとも思いましたが、最終なんとか動作しました。
 原因は推定ですがBIOSを最初に読んだときおかしかったようです。何度か設定を触っているうちに直りました。


  トラブルは上記2件だけでした。(現時点、まだすべての機能は試していません)

7.製作感想

 「ちゃんと半田付けすれば必ず動作する」と書いてありましたが嘘では無いようです。
 価格が9800円と安いと思いましたが、これ用のケースを探しに日本橋に行ったところ、この価格で同等機能のMBがたくさん販売されていました。
 多少、知識と半田付けのテクニックがいりますので自信の無い人は製品の購入をおすすめします。

 シリーズでビデオカードとサウンドカードが発売されるようですので「毒食わば皿まで」作成したいと思います。


JH3GUP/GUQのホームページに戻る