「乙訓の自然を守る会」の 会報  No.31  2007 春号


カタクリの花 (撮影藤井静夫氏)


シハイスミレで吸蜜するギフチョウ(撮影佐野公明氏)

写真の説明をクリックすると原画サイズになります

3月の気温が高く、里の桜(ソメイヨシノ)は例年よリ早めでした。
4月に入ると寒い日が多くカタクリの開花は例年より遅れ気味で、 また一気に開花せず4月下旬まで順に咲きました。

今年は花の数が少なく、その原因について西山自然保護ネットワークで 検討が続いています。昨年の長雨の影響もあるようですが、 同会の調査で草食獣に食べられた跡が、いくつも見つかり、その影響も大きいと 思われます。これはシカの食害ではないかと思われます。

ギフチョウは近年でもっとも多くの飛翔が見られました.。同会の山の手入れと、 採集者対策が影響しているかと思われますが、周期的な増減ということもあり、 長い目で見ていかねばなりません。


葉や花を食われたカタクリ(撮影森井英樹氏)




 目   次

巻頭言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮崎俊一・・2
小塩山のカタクリとギフチョウを守って・・・・・・・・西山自然保護ネットワークより・3
カタクリの花はなぜ少なかったか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3人の討論会・ 5
「ギフチョウの成長を追って」を読んで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
境谷小学校4年生が歌を作ったよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
源氏物語千年紀とフジバカマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
ギフチョウ・ヒメギフチョウシンポジウムに参加して・・・・・・佐川克彦・宮崎俊一・10
ポンポン山のフクジュソウを守る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大槻裕治・11
福寿草パトロール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐々木ふじ子・11
ポンポン山山頂で違法伐採・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
桂川生物保全ネットワーク総会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
衛星写真から乙訓桂川愛護会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹内碩・14
泉が丘団地の昔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
情報・緑の風・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19