「乙訓の自然を守る会」の 会報  No.27  2006.04

コガモを捕らえた
オオタカ

2006.1.12 撮影:新留雅也
長岡京市小泉川にて

 オオタカは環境省の絶滅危惧種U類。 営巣地があればダム工事も中止になるほど希少な猛禽類である。 大きさはカラスくらい。 (トビと比較を別に示す) ハト類やカモ類、キジ類、ウサギ類を捕食する。 乙訓では里山、平地部、桂川などで姿をみかける。 繁殖期の行動圏は5〜10平方キロで、餌をとる草地や農耕 地が必要である。営巣は人里近くの森林でおこなわれる。

 今日でもヒナを盗って、育て、タカ狩に、また剥製に売買さ れるため、営巣地がわかっても公開することがむつかしい。

小鳥を捕らえた ツミ (幼鳥)
 06.1.15 撮影:野邑和幸

 長岡京市天神の住宅地で ツミは西日本には少なく、京都や大阪府では絶滅危惧種とされる。 大きさはヒヨドリくらいで、日本産のタカ類の中で最も小さい。 平地から山地の林に生息するが市街地の緑地で営巣する例もある。 主に小鳥を捕らえるが、昆虫や小形哺乳類も食べる。


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 目   次

巻頭言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮崎俊一・・・2 
乙訓のタカ(猛禽類)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
小泉川上流の間伐と野鳥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新留雅也・・・4
西山森林整備構想 生物多様性など多面的に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
洛西中学のドングリ植えから考えること・・・・・・・・・・・・・・・・本間隆・・・・6
農業にも環境配慮を義務付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮崎俊一・・・8
西乙高ワンゲル部 卒業生の旅立ちを祝う・・・・・・・・・川村久美子・宮崎俊一・・10
希少植物保全の新5原則などを議論(世話人会報告)  ・・・・・・・・・・・・・・・・12
桂川の生物を守るために(桂川生物多様性ネットワーク総会)・・・・・・・・・・・・・13
久保川を守る会が「水辺事業」に参加 ・・・・・・・・(久保川を守る会)竹内碩 ・・12
3万1千個のタンポポ調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
植物と私(10) 西山編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎俊彦・・15
ポンポン山だより・・・・(森の案内人)増戸秀毅・(ポンポン山懇話会)大槻裕治・・16
活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
情報・緑の風・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19