「笑顔と歓声に満ち溢れた」子どもたちがいっぱいいる幼稚園ををめざしています。 「一人ひとり」を大事にする幼稚園をめざしています。

これからめざすこと

「あけもどろの花」のように!!

~たった一人の卒園式。たった一人の入学式~

 3月18日(土)に平成28年度の卒園式を行いました。卒園生50名がそろうはずが一人だけインフルエンザで欠席となりました。 担任をはじめ全職員の残念そうな顔。しかし病気には勝てません。とはいうものの担任の心の中はザワついたままです。 というのはこの子どもは4月からお父さんのお仕事の関係で、沖縄に引っ越すことになっていました。 みんなで「さよなら」するのも、あと数日。この卒園式を逃したらチャンスはありません。 考えてもいい方法は見つかりません。 そこで素早く年長の学年は「いつまで舞鶴におられるのか」「いつになったらインフルエンザは完治するのか」を保護者に電話で問い合わせました。

 結果、卒園式(土)には出れないが、火曜日には完治するとのこと。 また舞鶴に在宅するのは木曜日まで、ということを知りました。 すぐさま火曜日にこの子ども一人だけの卒園式を!という提案が年長の学年からだされました。 その提案は全教員の快諾のもと、3月21日(火)にたった一人の卒園式が始まりました。

 卒園式当日、担任は子どもたちに、保護者の皆さんに「インフルエンザで卒園式に参加できないこと。 21日この子一人の卒園式をすること」を伝えました。 そして迎えた21日なんとほぼ全員の子どもたちが、そして多くの保護者の皆さんが2階ホールに集まっての卒園式となりました。

 温かで、優しい、この友を想う気持ちに思わず涙が止まりません。 保護者の皆さんのこの優しさに言葉が出てきませんでした。 その日から3日後沖縄に出発されましたこの家族の入学式に(4月11日)幼稚園からまったく事前にお知らせすることなく参加いたしました。

今年は、全国5府県にまたがって入学式を迎えた本園の子どもたち。全ての小学校の入学式には園から参加させていただいておりました。 が今年は東は栃木県、兵庫県、福井県、京都府、沖縄県と5府県となりましたが、 たった一人でまったく知らない土地で、知らない人の中で、慣れない環境の中で、どんなに寂しい想いを、不安な想いをしているか、 少しでも、少しの時間でも一緒にいて、小学校生活の一歩を踏み出すお手伝いをすることができたら、とすべての府県に園から教員がいきました。 もちろん沖縄にも!!

しらく幼稚園の教育は

■一人ひとりの子どもを大切にした保育をしています。
■一人ひとりの子どもの持つ力を最大限にのばします。

を目標に今年度も教職員が一つになって取り組んでいきます。

■ひらがな学習(ぼうけんタイム)=(読む、書く(漢字)、絵日記)=年中から・・・漢字は年長から
■計算力の習得(ひらめきタイム)=年中から
■ピアニカ、合唱の充実=音楽教室は全学年・・・バイオリンは年長から。ピアニカは年中から。
■水泳教室(通年)=全学年
■体操教室(通年)=全学年
■生産活動=農園活動
■絵画教室
■英語教室=年長のみ
■毎朝のマラソン

を中心とした保育内容です。
ご支援よろしくお願いします。

2017/4/30

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