痴呆に挑む
−学習療法の基礎知識−
                        東北大学教授       川島 隆太
                        特別養護老人ホーム   山崎 律美
                                              
くもん出版

 東北大学の川島 隆太教授をリーダーとする産・官・学の共同研究チームは、「読み」「書き」「計算」が認知性高齢者の脳機能を高め、コミュニケーション能力や身辺自立を改善するのではないか・・・という脳科学からの発想を、介護老人保健施設を実地フィールドとする実績によって確かめ、様々な成果を上げました。
 本書では、「学習療法」と名付けられた、痴呆症の症状改善を目指しす新しい提案について、その理論や考え方を解説し、ノウハウをわかりやすくお伝えしています。介護施設のみならず、家庭においても応用できる“学習療法のマニュアル”です。

    *2004年2月に「痴呆」と言う言葉は「認知症」と言う言葉に変わりましたが、この本の初版が2004年1月15日だったのでそのままの言葉を使わせて頂きます。


 
学習療法とは,音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と指導者がコミュニケーションを取りながらおこなうことにより、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自律機能などの全頭前野機能の維持・改善をはかるものである。

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