HRT (Hormone Replacement Therapy)
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1. |
更年期障害の改善 |
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血管運動神経障害
顔のほてり(ホッとフラッシュ)、汗をかきやすい(発汗)、手足の冷え |
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A |
運動器障害
肩こり、腰痛、関節痛 |
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B |
精神神経障害
頭痛、不安。イライラ、不眠、ゆううつ |
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C |
知覚障害
手足のしびれ感、感覚がにぶる、アリが体をはうような感じ |
2. |
老年性膣萎縮の改善
膣萎縮のためにセックスが痛くてつらい方の改善 |
3. |
使ってはいけない人
乳ガンや子宮内膜ガンの人、子宮筋腫のある人、肝障害のある人 |
4. |
使い方
エストラダームMを1枚づつ隔日に貼り、3週間続け、1週間休む
エストラダームMを貼り始めた日から10日目から12日間ヒスロンを1/2丈を内服する
ヒスロンは内服しなくても良い? |
5. |
副作用 |
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規則的な出血、乳房のはり、おりものの増加 |
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A |
不正出血、乳房の痛み・しこり、お腹がはる感じ、腹痛 |
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B |
この治療により、「子宮内膜ガンの発生頻度が少し高くなった」という
報告がある |
6. |
この治療を受けるにあたって必ず必要なこと |
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乳ガン、子宮ガン検診を一年に1回以上受けること |
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定期的に血圧、肝機能、骨塩量、貧血、脂質などの検査を受けること
2001年7月、米国心臓病学会は、女性ホルモン補充療法を狭心症や心筋梗塞の二次予防(一度発症した人の再発予防)目的で施行することに否定的な見解を出しました。厳密な研究により、虚血性心疾患に対する女性ホルモン補充療法の二次予防効果が否定されたためです。静脈血栓症が増加することが確実視されるようになりました
2002年7月9日、米国国立衛生研究所は、エストロゲン +プロゲスチン併用療法を長期的に行うと、乳癌だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞が増加することを発表し、この併用療法で乳癌が増加することが確実であることも明らかにしました
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